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アジア横断シルクロード日記


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アヤソフィア内部
2007年3月12日(月)
喜ばしいニュース

 3度目の電話をトルクメニスタン領事館にする。
 先週2回電話したが、まだ本国からビザ発給可不可の通達がなかったらしく、「まだ分からん」という返事しか貰えなかった。
 午後1時半に電話してみると、誰も出ない・・・
 まだ昼休みの可能性もあるので、再び2時半頃に電話してみる。 先々週からトルクメニスタン・ビザで動いているが、これで「やっぱり駄目だって」とか言われたらどーしよ?と、ちょっと心配。
 今度はちゃんと男性が電話口に出て、「写真2枚を持って明日来い」という返事! やったー、イスタンブールに1ヶ月いた甲斐があったぜ! ついにビザ発給の門が開かれた。
 ま、今日で“ビザの申請”が出来ることが分かっただけであって、明日にビザ申請をしても受け取りは今週末になるんだけどね。
 ここまで時間を掛けて取ろうとしているビザだが、滞在出来る期間はたったの5日間。 でも、個人的には中央アジアでもかなり楽しみにしている国です。

 今日の夕食
 ご飯、鯖の味噌煮、野菜炒め、味噌汁

旅の出費
食費: 6.9リラ
タバコ: 4.6リラ
電話代: 0.3リラ
インターネット: 0.75リラ
合計: 12.55リラ(約1,120円)

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2007年3月13日(火)
ビザ申請

 前回、トルクメニスタン領事館にバスで行った時に、道路沿いにトルクメニスタンとトルコの国旗がそれぞれ並んではためいている公園を見た。 何じゃ、アレは?と気になっていたのだが、今日改めて見てみるとそこは『トルクメニスタン公園』だった。
 しかも、その先には『カザフスタン公園』なるものまであった! スタン、頑張り過ぎ! 多分、トルコとの友好公園みたいな感じだと思う。 各スタン政府が公園設置の資金援助とかしたのだろう。 意外とスタン系も地下資源が豊富で金持ちだったりするからねぇー。

 今日、トルクメニスタンのトランジット・ビザを本申請した。 「ビザを申請しても良いですか?」と質問してから、昨日にお許しが出るまで時間が掛かった・・・ お許しが出てから、ようやく申請出来る。
 領事館に行くと、トルクメニスタン本国からレターが来ていた。 ファックスじゃなかったから、郵送で送られてきたのだろう。 俺の名前とパスポート番号が書かれた紙で、『こいつにビザを発給しちゃってもいいよ』的な内容だ。
 申請用紙に書き込み、31USドルを近くの銀行で振り込んで、ビザ受け取りは今週の金曜日。 これで、足掛け3週間に及ぶ“トルクメニスタンのビザ取り”という大事業は終了する。
 こんなに頑張ったのに、5日間ビザしか貰えないというのは悲しいけど。 今日も「せめて7日間は頂戴!」と頑張ってみたが、いとも簡単に「駄目」と言われてしまった・・・ チャリンコで旅行してたら10日間ぐらいくれるらしいけど、俺はチャリンコ持ってないしなぁ〜。

 写真は、ヨーロッパとアジアを結ぶ、何とか橋。

 今日の夕食
 ご飯、鰹のたたき、鮪の刺身、味噌汁

旅の出費
食費: 3.95リラ
バス代: 2.7リラ
現増代: 1.2リラ
ビザ代: 31USドル
合計: 7.85リラ+31USドル(約4,310円)

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2007年3月14日(水)
節約の重圧

 シティバンクの口座からお金を下ろして旅行していたのだが、今日ネットで残高を調べてビックリしたぜ。
 2万円しか入ってませんでした!
 『節約』の二文字が現実的なものになって圧し掛かってきた。 最近、タバコも1箱4.6リラ(約410円)のマルボロ・メントールを吸ってるし、酒代もビールやらワインやらで掛かっている。
 夜中、酒が切れた。 節約しなくちゃいけないんだけど、飲みたいもんは飲みたいじゃない? でも深夜2時に開いている酒屋がない。 仕方がないからタクシーで「開いてる酒屋に連れてけ」って言うしかなくて、タクシーでビールを買いに行っちゃいました。
 節約、節約!

 今日の写真は、他人の寝相第3弾。
 寝ている時に自分のパンツの中に手を入れる習性の男が多いようです。 しかも、彼の場合はダブル(両手)入ってます。 “しっかり握る”って感じでしょうか?

旅の出費
酒代: 9.4リラ
食費: 11.5リラ
タバコ: 2.3リラ
タクシー: 3リラ
インターネット: 1.5リラ
合計: 27.7リラ(約2,470円)

木曜市の野菜売り
2007年3月15日(木)
木曜市

 密輸品を取り扱う露店が出る、木曜市に行った。
 ここに行けば、ブルガリアやグルジアなどの隣国から密輸された酒や豚肉を手に入れることが出来る。
 もちろん、正規に豚肉を買うことも出来る。 でも、売っている場所が非常に少ない上に、べらぼうに高い。 確か、キロ5,000円くらいだったような気がする。 だからイスタンブールに長期滞在する旅行者は、「ブタが食いてぇ〜!」と脱豚肉症状が出るのだ。
 イスラム圏を出て隣国ブルガリアにでも出れば、そこは豚肉パラダイス。 そんな夢の国ブルガリアからやってくるベーコンをここでは売っている。
 ベーコンの塊で、7〜10リラ(約620〜890円)。 大きさによって値段が若干違う。 多分500g前後だと思うけど、トルコで正規の値段で買うよりは遥かに安い。
 グルジア産コニャックも30リラ(約2,670円)で、酒屋で普通に買うよりも安い。

 木曜市は、密輸品ばかりが売られているわけではない。 どちらかと言うと、密輸品の露店は数軒で数えるほどしかない。 大体が野菜を扱う露店で、他は衣料、台所用品など。 いつもスーパーで食材を買っているのだが、やはり市場で買う方が格段に安い。

 今日は、夕食の食材を市場で買って安く済ませる。

 今日の夕食
 シチュー、ご飯

旅の出費
雑費: 1リラ
食費: 3.5リラ
タバコ: 4.6リラ
合計: 9.1リラ(約810円)

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2007年3月16日(金)
仕事終了

 ついにイスタンブール滞在の目的を完遂した!
 トルクメニスタンのトランジット・ビザを取得し、イスタンブールでやらなければいけない仕事は終了。
 午後5時から6時までの間の、わずか1時間だけがビザの受け取り時間。 しかもバスに乗って片道1時間近く掛かる。

 領事館で散々待たされた挙句、ついにビザのシールを貼られたパスポートを返してもらった。 入国日は指定で5月18日。 そこから5日間のみ有効で、22日にはビザの期限が切れる。 滞在出来るのは、その5日間の間だけ。
 頑張って予定を立てて、きちんと旅行しないとな! 今までのように行き当たりばったりでは難しい。

 これで俺がイスタンブールにいる理由がなくなった。 はずだったのだが、カメラを日本から送ってもらうことになって、それを待ちます。 多分、イスタンブールを出発するのは再来週になると思う。
 その間にイランのビザも取っちゃおうかな?
 あと、持っているトラベラーズチェックをドル現金化するとか、色々やらないといけないことが残っている。
 1ヶ月もいて、今まで何してたんだ?って話だけどな。

旅の出費
食費: 4.9リラ
バス代: 2.8リラ
合計: 7.7リラ(約690円)

トルコ名物伸びるアイス“ドンドゥルマ”
2007年3月17日(土)
伸び〜るアイス

 久しぶりに観光しちゃいました。
 トルコと言えば? 伸びるアイスで有名な『ドンドゥルマ』。 やっぱり日本からトルコに来た観光客なら一度は口にするんじゃねーか?ってことで、食ってきました!
 残念ながら今は冬。 夏の時期なら沢山売られているはずのドンドゥルマも、今は新市街まで行かないと食えない。
 片道1時間も掛けて新市街に行って、この冬のクソ寒い時にアイスを食ってきましたよ。
 感想は・・・思ったより伸びねー!! 普通のアイス。 確かに微妙に「伸びる」と言えなくもない。 でも“有名な”と言う割には全然大したことないんだよね。
 どうやら、夏の時期じゃないとあまり伸びないらしいです。 ちなみに、お値段は2.5リラ(約220円)。

 今日は危うく詐欺に引っ掛かるところだった。
 夜、道を歩いていると靴磨きのおっさんがブラシを落とした。 心優しい俺は、それを拾って「おっさん、落としたよ」と手渡してあげると、おっさんは感動して「オー、ジェントルマン! 是非お礼をしたいので、靴を磨かせてくれ」と言ってきた。
 俺の靴って、スニーカーなんだけどね。 でも磨かせてやるか!と、磨かれる気満々になっている俺だったが、一緒に歩いていた旅行者に腕を引っ張られた。 「ワナですよ!」とか言ってる。
 ん、なんで? あまりに強く引っ張るんで、無理してまで磨かせることもねーかな?と、靴磨きのおっさんを置いて立ち去る。 すると、おっさんは追い掛けて来て「感謝したいんだよ!」などと言う。 追い掛けて来てまで靴を磨きたい馬鹿さ加減に、シカトしてやったけどね。

 これで靴を磨かせていたらどうなっていたのか?
 2パターンあるらしく、1つは靴を磨いている間に「妻が病気で、子供を学校に通わせないといけない」などと同情を誘う嘘を並べ立てて、最後に「金くれ」と言う。 もう1つは靴を磨き終わったら「20リラ払え」と言ってくる。 文句を言っても遅い。 「無料で磨いてやるなんて一言も言ってない」とか、騒ぎ出して周りの人に「この外人が金を払わずに逃げようとする!」と騒ぎ立てる。
 実際に多いらしいです、この手の詐欺。
 人の親切心につけ込んだ卑怯な手口だよなー。

 今日で、ケープタウンを出てちょうど14ヶ月が過ぎた。 ケープタウン→イスタンブール→日本と、折り返し地点のつもりだったが、ここから日本までは速いよ!
 この1ヶ月間で使ったお金は、約44,690円。 やはり観光しないとお金を使いません。 ウズベキスタン・ビザと、トルクメニスタン・ビザの代金を差し引いたら、さらに出費は減っていただろう。
 そろそろ東に向かって旅立つ時期が近づいています。

旅の出費
食費: 10リラ
タバコ: 4.6リラ
入場料: 10リラ
合計: 24.6リラ(約2,190円)

ガラタ塔から見下ろした景色
2007年3月18日(日)
バー

 夜、スィルケジにあるバーにビールを飲みに行った。
 イスタンブールに来て、外に飲みに行くのはこれが初めて。 宿からスィルケジまでは歩いて10分ほどの距離だが、面倒だからタクシーで行っちゃった。
 大ジョッキのエフェス・ビールが1杯3リラ(約270円)で飲める。 スーパーで缶ビールを買っても、1杯1.9リラ(約170円)くらいするから、高くはない。
 夜遅くに行ったので、1杯飲んだだけで閉店になってしまった。 旧市街には遅くまで開いているバーが少ない。 新市街のタクスィム広場周辺に行けば、深夜3時ごろまでやっているバーもあるそうだ。

 ちなみに、新市街や旧市街のアクサライ周辺には、ぼったくりバーも多い。 お姉さんが隣に付くバーはほぼ100%ぼったくりだ。 ビールにちょこっと口を付けて6万円とか言われるらしい。
 先月くらいに卒業旅行で来ていた大学生は、ぼったくりバーに連れて行かれ、最後払えないとなると親に国際電話をして20万円を振り込んでもらったそうだ。
 親子してどっちもどっちだな。

旅の出費
雑費: 5リラ
食費: 9リラ
飲み代: 4.7リラ
タバコ: 5ユーロ
合計: 18.7リラ+5ユーロ(約2,440円)





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