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ヨーロッパ旅行日記


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現在地はどこなの?

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プラハ・旧市街広場
2006年10月23日(月)
ヤマキのそばつゆ

 物価が安いと言っても、1人1泊12ユーロ(約1,800円)もするプラハ。 あまり調子に乗って長居すると、後々痛い目に遭うので、明日にはプラハを出ることにした。 次は、チェスキー・クルムロフという町に行きます。

 そんなわけで、今日は移動の準備。 部屋に散らかり放題の荷物をまとめていて気が付いたのだが、荷物多過ぎ・・・(毎度のことだけど) 何気にドイツで、出前一丁10個、S&Bのカレー、讃岐素麺、信州そば、ヤマキのそばつゆ等の日本食を買いだめしてしまった性で、スーツケースが「むむ?!」と唸るほど重い! スーツケースだけで、重さが7kg近くあるからな・・・

 今日のプラハは小雨の降る天気。 滞在期間中、昨日一日だけでも晴れて良かった〜。
 だから観光していません。 その代わりに、データをダウンロードしてました。 今、泊まっている部屋では無線LANが受信出来る。 多分、近所さん家の無線LANネットワークなんだろうけど、勝手に受信してインターネットに接続! これがまた結構速くて、滞在している間はずーっと24時間接続しっぱなしでデータをダウンロードしまくってました。
 今回、落としたのは『めちゃいけ』、『ガキの使い』、『あいのり』、『メントレG』などなどテレビのバラエティー番組10数本。 おかげで、データを落としている間は回線が重くなって、メール1通送るのさえ大変。 自分の家のネットワークに勝手に接続されてる人は、もっと大変(多分)。 あれ?ここ数日ウェブを見るのすら大変だなー・・・みたいな。
 ロックを掛けておかない貴方が悪いんです。

 写真は、旧市街広場の夜景。 夜には、町全体がこんな感じになる。

旅の出費(2人分)
食費: 348コルナ
地下鉄: 68コルナ
合計: 416コルナ(約2,300円)

チェスキー・クルムロフ城
2006年10月24日(火)
旅の友はピーサオ

 今日は移動日だけど、天気は雨。
 バスでチェコ南部はオーストリアに程近いチェスキー・クルムロフという町に向かうべく、フローレンツ・バスターミナルに向かう。

 このフローレンツ・バスターミナルは国内最大のバスターミナルで、国内線はもとよりロンドンやパリ、ストックホルム、イスタンブール行き国際バスの発着所でもある。
 やる気全くナシなチケットオフィスのおばさんに、チェスキー・クルムロフ行きのバスを尋ねると、午後1時半まで無いと言う。 まだ相当時間があるし、チェスキーに程近い交通の要所チェスケー・ブディェヨヴィツェ(チェスキーとかチェスケーとかさぁ・・・)まで行っておこうと時間を尋ねると、午前11時15分にあると言う。 それならいいや、とチケットを購入。
 チケットに書いてある8番プラットホームで待つが、11時13分になってもバスが来る気配なし。 『あれ?』と思い、近くを歩いていたバス会社の人に聞いてみると、「このバスはここ(フローレンツ・バスターミナル)から出ないよ」と一言。
 はぁ〜?! あの糞ババア、そんなことは一言も言わなかったぞ!
 そんなわけで11時15分のバスに乗り遅れ、午後1時半のバスに乗らないといけない羽目に・・・ しかも、どのバスも出るのはフローレンツではなく、『Andel』とか言う地下鉄で5駅も離れた場所だった。 (『Andel』の『e』の上に、変な棒がくっ付いている。 何と読むか?は知らん)
 ホント、共産国家時代を引きずって生きている無愛想で不親切な人は嫌だねぇー。 チェコではそういう共産臭い人に何度か会った。

 『Andel』のバスターミナルで、することもなくボケーっとバスを待っていると、「エクスキューズミー」と声を掛けられた。 その英語発音は、もしかして・・・と思うと、やっぱりタイ人。 彼女もフローレンツでたらい回しにされて、ようやくココに辿り着いたようだ。
 行き先が一緒だったので、チェスキー・クルムロフまではこのピーサオと一緒に旅することになった。 しかし、タイ人のバックパッカーに出会うとは・・・

 ピーサオ(年上のお姉さんの意)は、10日間の会社の休みを利用してオーストリア3日間、チェコ7日間の旅行で来たそうだ。

 プラハからチェスキー・クルムロフまでは約3時間で到着。
 このチェスキー・クルムロフは、1992年にUNESCOの世界遺産に登録された小さな町だ。 ガイドブックによると、“世界で最も美しい町”らしい。 あれ?イタリアのベネチアが世界で一番じゃなかったの? 一体、世界に“世界で最も美しい町”は幾つあるのでしょう?

 写真は夜景第2弾で、チェスキー・クルムロフ城の夜景。
 ここは、日中には観光客が多いが、夜に散歩すると非常に落ち着く町だ。 聞こえるのは川のせせらぎだけの中、静まり返った町の中を歩く。 見所は特に多くないので、観光には数時間もあれば十分だが、この町では“何もしない”ことが一番の楽しみ方かも知れない。

旅の出費(2人分)
タバコ: 60コルナ
食費: 122.5コルナ
バス(プラハ→チェスキー・クルムロフ): 324コルナ
合計: 506.5コルナ(約2,800円)

チェスキー・クルムロフの町の風景
2006年10月25日(水)
プラハのミニチュア

 今日は快晴! 青空の下、お日さまポカポカで昼寝日和だ。
 昼頃に起きて、朝食を摂った後に散歩してみる。

 チェスキー・クルムロフの町は、逆S字に曲がりくねったヴルタヴァ川を中心にしてある。 そのS字の中洲のようになっている狭い部分に旧市街がある。 もちろん狭いので、端から端まで歩いても10分足らず。 そして、その旧市街と川1本挟んであるのがお城だ。
 英字ガイドブックにも『プラハのミニチュアのよう』とか、『ヨーロッパで絵のように美しい街の一つ』と書かれている通り、小さくてキレイな町だ。

 昨夜の散歩時と違って、この町も昼間は観光客でいっぱい。 特にアジア人の多さには目を見張る(俺もその内の1人だけど)。
 一番多いのが中国人。 その次がタイ人かな。 そして韓国人、日本人と続く。 タイ人と言っても中華系が多いから、話しているのを聞かなければ中国人と見分けが付かないけどね。 サンバイザー着用率80%を超えている団体さんがいたら、それは韓国人だね。

 町中をプラプラした後は、チェコのビールでまったり。
 チェコのビールは種類が多いから大変。 一応、行った国の瓶ビールのラベルを集めてるんだけど、数が多過ぎる・・・

旅の出費(2人分)
雑費: 60コルナ
食費: 190コルナ
合計: 250コルナ(約1,380円)

スヴォルノスティ広場
2006年10月26日(木)
チェスキーで傭兵

 酔っ払ってるぞー、俺! 久しぶりにビールに続いてジンも飲んでしまった。

 今日はー、1時間くらい観光した。 以上。

 夜、同じ宿のアメリカ人ビクターと一緒に酒を飲んだ。 彼、酒を飲みながら話してる間に分かったのだが、イラクで傭兵をやっているらしい。 正規の兵士ではないので、警備会社勤務だが、3ヶ月の勤務の後に1ヶ月の休暇がもらえるそうだ。 しかも、旅費は会社持ち!
 さすがに給料の額までは教えてくれなかったが、相当良いらしい。 その分、ストレスは多いらしいけど。
 「イラクに旅行に行ってもいいかなぁ〜?」と聞いたら、『クレイジー!』という答えが返ってきました。 皆さん、もう少しイラク旅行は我慢しましょう。
 昔はアメリカ軍で韓国に1年駐留していたことがあるという彼、パスポートを見せてもらってビックリ! 24才かよっ!? おいおい、30才かと思ってたぜ・・・

 写真は、チェスキー・クルムロフの中心にあるスヴォルノスティ広場。 今日も昨日に引き続き快晴でした。

旅の出費(2人分)
食費: 74.5コルナ
外食代: 73コルナ
切手代: 11コルナ
合計: 158.5コルナ(約880円)

チェコの盆栽ショップ
2006年10月27日(金)
二度目のオーストリア入り

 世界最高のミッドフィルダーの1人、ネドベドに会えなかったので、チェコを出ます。 さすが、チェコのスーパースターだね、チェコではスーツの広告とかに出てました。
 考えたら、セリエAのシーズンが開幕してるからイタリアにいるか・・・
 東欧はサッカーが強い国が多いからねー、一度は試合を観てみたいものだ。

 チェスキー・クルムロフ(以下チェスキー)から、チェスケー・ブディェヨヴィツェ(以下チェスケー)までバスで移動。 ここで列車に乗り換えて、オーストリアの首都ウィーンに向かう。
 チェスキーのツーリスト・インフォメーションでは、「ウィーンに行くのであれば、バスより列車の方が断然安い」と言われて、何回も乗換えがあって面倒だけど列車で移動することにしたのに、実際にチェスケーの駅に行ってみたら、値段ほとんど変わらず・・・ おいおい、こんなことならバスで移動したのに!

 チェスケーを出発した列車は、各駅に止まりながらオーストリアとの国境を目指す。
 ところが、途中でいきなり乗客全員が降りだした。 『ん?』と思っていると、チェコ人のおじさんが身振り手振りで「お前も降りろ」と言う。 まだ乗り換え駅に着いてないんだけどね。
 列車を降りると、乗客は待機していたバスに乗りだした。 バス?!
 乗客を全員乗せたバスは、『ここ何処?』という村をグルグル回ってる。 間違いなく列車の接続時間に間に合いそうもないんですけど・・・
 よく分からないけど、再び列車に乗せられオーストリア側の国境の町に着いたは良いが、乗り換える予定だった列車はとっくに出てしまった後。
 何にもないオーストリアの田舎町の駅で2時間近くもボケーっとする羽目になった。

 午後3時過ぎに無事ウィーン行きの列車に乗れた。
 国境の何とかと言う町(読めない)からウィーンまでは約2時間半。
 最近、ザルツブルグ、プラハ、チェスキー・クルムロフと来て、今回のウィーン。 ちょっとヨーロッパの歴史ある町に飽きてきています・・・ でも、これからブタペストとかまだ歴史シリーズは続くんだけどね・・・

 ウィーンの宿は『キムチハウス』にするか、『Hostel Ruthensteiner』にするか、2秒ほど迷った挙句『Hostel Ruthensteiner』に決めた。
 『キムチハウス』は、“ウィーンの松田ハウス”みたいなもん。 ここは韓国人宿で、キムチが出るの。

 写真は、チェコの盆栽ショップ。

旅の出費(2人分)
雑費: 7コルナ
食費: 9.5ユーロ
Uバーン: 3ユーロ
タバコ: 240コルナ
タクシー: 100コルナ
バス代(チェスキー→チェスケー): 64コルナ
宿代(3泊+2泊分): 1,320コルナ+62ユーロ
国際列車代(チェスケー→ウィーン): 1,654コルナ
合計: 3,385コルナ+74.5ユーロ(約29,640円)

ウィーン・シェーンブルン宮殿
2006年10月28日(土)
舞踏会

 ウィーンの町を歩いてみました。
 プラハとは町の雰囲気が全然違うね・・・ どっちが良いか?言うのは難しいけど、個人的にはプラハの方が好きかな。 人によって好みが違うだろうから、単純に比較するのは難しいけど。
 ウィーンと言えば、ヨーロッパを制覇したハプスブルグ家の本拠地! 江戸幕府で言うところの江戸城!
 確かに有名どころの建物はデカイ。

 とりあえず王宮をチラッと遠目で見た後、シュテファン寺院に行った。 ここは最初はロマネスク様式で建てられたが、その後ゴシック様式に建て替えられ、内部はバロック様式になっている。 どーでもいいじゃん!というマメ知識も、ガイドブックからパクって載せてみた。
 感想: 造りが細かいよー、ここ。

 シュテファン寺院の後は、シェーンブルン宮殿。
 ここは、マリア・テレジアとかマリー・アントワネットとかも住んでたらしいよ。 『ベルサイユの薔薇』ファンは必見だね!
 珍しく、高い入場料を払って中を見学してきました。 学生だっ!って言ってるのに、「25才以上はダメです」と、普通料金を払わされたよ! 学生に年齢は関係ねーだろ!? 文句を言おうかと思ったけど、よく考えたら俺ってそもそも学生じゃないから普通料金を払って当たり前だった・・・
 感想: 豪華だよー、ここ。

 写真は、シェーンブルン宮殿の大広間。 金です、金! ま、金閣寺の方が金ピカだけどな。

旅の出費(2人分)
Uバーン: 3ユーロ
食費: 13.35ユーロ
入場料: 17.8ユーロ
合計: 34.15ユーロ(約5,120円)

フレーム
2006年10月29日(日)
スロバキア共和国入り

 ヨーロッパ12カ国目となる、『スロバキア共和国』にやって来た。 スロベニア、スロバキア、スロベニア、スロバキア・・・・ 早口で言ってみましょう。
 俺が今日来たのはどっち?
 スロバキアと聞くとピンと来ないけど、『チェコ・スロバキア』と言えば覚えている人も多いはず。 それの、1993年に分離独立したマイナーな方です。

 オーストリアの首都ウィーンから、スロバキアの首都ブラチスラヴァまでは、バスで約1時間。 近っ!!
 こんなにも首都と首都が近いのも珍しいなぁ〜。

 マニアックな国だから、大した町じゃないのかな?と思っていたブラチスラヴァだが、意外に開けていた。 ウィーンなどと比べると、もちろん小さくて田舎的首都という感じだが、郊外型ショッピングモールもあったり住みやすそう。

 でも、今回はブラチスラヴァは素通り。
 移動する時はガツンと移動するので、たった1時間の移動だけでは終わりません。 今日の目的地はトレンチーン。 ここを今日の目的地に選んだ理由は、1日の移動にちょうど良さそうな距離にあったから。

 ブラチスラヴァから約2時間の距離にあるトレンチーン。 合計たったの3時間の移動じゃん!と思うかも知れないけど、あら?不思議! 11時にウィーンを出たのに、トレンチーンには着いたのは夕方5時。
 ほら、ちょうど良い移動でしょ?

 2時間以上もブラチスラヴァのバス・ターミナルで足止めを食うとは思ってもいなかったぜ・・・

 最近の日記の写真は、城とか石造りの町とか何だか似たり寄ったりでつまらないでしょう?
 だから今日の写真は、スロバキアのお姉さんです。 ただのコースターだけど。
 東欧美人を撮ろうと思って、街行く女性の写真を撮ってみたりするんだけど、パソコンに落として改めてアップで見ると「美人じゃねーな・・・」って消しちゃって、結局1枚も写真がないみたいな。

旅の出費(2人分)
トイレ: 2コルナ
Uバーン: 3ユーロ
外食代: 321コルナ
市内バス代: 28コルナ
宿代(1泊分): 1,100コルナ
国際バス代(ウィーン→ブラチスラヴァ): 9.8ユーロ
バス代(ブラチスラヴァ→トレンチーン): 160コルナ
合計: 12.8ユーロ+1,611コルナ(約8,790円)





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