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アフリカ大陸縦断旅行日記


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現在地はどこなの?

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2006年1月23日(月)
ひーほー

 生ゴミを捨てる場所が分からない。 そこでゴミを捨てるついでに町に出ることにした。 バス停まで歩くが、ゴミ箱が見当たらない。 仕方がないから、生ゴミを持ったままバスに乗る。
 なぜか、町中まで乗ったバスは無料だった。 しかも俺だけ。 見付からないうちに逃げよっと・・・
 スーパーマーケットまで行く途中でもゴミを捨てるタイミングを逃してしまい、スーパーに着いてしまった。 荷物預かりカウンターで、生ゴミを預ける。 ちなみに、今こうして日記を書いている時点でも、俺の荷物は預けっぱなしだ。 仕方がないから、くれてやる。

 街中を歩いていると、色々な方たちから声を掛けられる。 「チャイナマン!」などはまだ良いが、「ちんちょん」とか「ひーほー」など意味不明の言葉を掛けられる。 どれも残念ながら俺には理解不可能。 唯一「ひーほー」は、救急車のモノマネをする時に似たような言葉を口走る程度で、使用頻度は非常に少ない。
 実際に自分が言われたら理解出来ると思うが、道を歩いていて「ひーほー」などと声を掛けられたら、何かムカつく。 中国語にそんな単語があるのか知らんが、頭の悪そうな奴らに言われるマヌケな発音の単語に、何かムカつく。 俺も負けないように何かを考えないとな。

 帰りのバスはしっかりとお金を取られた。 しかも400クワチャもボラれた。 400クワチャは約14円。

旅の出費
食料代: 18,500クワチャ
バス代: 2,000クワチャ
合計: 20,500クワチャ(約715円)

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2006年1月24日(火)
俺は山に生きる男

 今日も雨。 1日おきに雨が降っている気がする。 洗濯をしようと思ったのに、これでは無理だ。

 ヒマだったので、今後の予定を立ててみた。 ブルンジのビザを取るために、タンザニアに行かないといけないというのは前にも書いたが、今日はもうちょっと具体的に考えた。
 タンザニアのダルエスサラームまで『タンザン鉄道』に乗って行きます。 多分、これが一番楽そう。 ルサカの北200kmの所にあるカピリ・ムポシからダルエスまで2泊3日だって。
 ダルエスでビザを取った後は、ザンジバルに寄ってから、キリマンジャロ!!
 登っちゃうよ、キリマンジャロ!
 ちなみに、キリマンジャロはアフリカ大陸最高峰で、標高は5,895m。 山頂部は万年雪に覆われている。
 気合、体力、経験ともに山登りは俺に任せておくれ。 実は誰にも言ったことがないけど、趣味は登山です。 富士山は低過ぎて登ろうと思ったことすらないが、中国の泰山(1,524m)と黄山(1,860m)は単独登頂済みだ。 石段だったけど。
 ポーターにおんぶしてもらって登頂しちゃおうかな?とちょっと考えてる。 自分で登ったら疲れるから。

 写真はルサカの中心部。 カイロ通りには写真のような古臭いビルが立ち並んでいる。 どこか垢抜けない町で、ほのかに60年代の栄華が虚しく感じられる程度。

旅の出費
なし

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2006年1月25日(水)
俺はケチだった

 えーっと、ルサカ暇。 だって、首都なのに↑(写真)こんな感じなんだもん。 ビルとかあるのって、ほんとカイロ通り周辺だけ。 カイロ通りから5分も歩けば、↑これ。 ゲームセンターでもあれば文句はないんだけどね。 インドネシアでさえプレステ2屋さん(店にテレビとプレステ2が並んでいて1時間幾らで遊べる)があったのに・・・

 そんなわけで買っちゃった! 『タンザン鉄道』の切符。 駅の直ぐ近くにあるTazara Houseというビルの1階に予約オフィスが入っていて、そこで買える。
 ザンビアのカピリ・ムポシからタンザニアのダルエスサラームまでは毎週火曜日と金曜日の夕方4時に特急列車が出ている。 翌々日の12時35分にはダルエス駅到着だ。
 料金は1等寝台が18万クワチャ(約6,090円)、2等寝台が15万クワチャ(約5,075円)、2等座席が13万クワチャ(約4,400円)、3等座席が11万クワチャ(約3,720円)だ。

 そんなもん1等寝台しか乗らねぇーよ、と思っていたのだが、いざ金を払う時になるとついつい元バックパッカーの癖が出てしまった。 頭の中で天使と悪魔が囁きあっている。
 天使:「いつも1回の飲み代で使っているのと同じお金を払えば、2泊3日も楽が出来るんだぞ。 大体1等と2等なんて1,000円しか違わないじゃないか。 セレブな旅には1等しか似合わないんだよ」。
 バックパックを背負った悪魔:「3等座席に乗ったら1等の半額近くは節約出来るぞ! バックパッカーは意味もなくケチってなんぼ! しかも、日本に帰ってから『いやー、アフリカの移動辛かったっすよ』とバカ旅行者気取りをするには3等に乗る方がいいんだよ」。

 意外に俺って自分で思っているよりも器の小さい人間だったみたいで、迷った挙句に2等寝台を買った。 天使と悪魔の間の妥協点が2等寝台だったのだ。
 すっげー中途半端。
 実は誰にも言ったことがないけど、俺ってまだ高校生なんだよね。 そんなわけで学生証を持っていちゃったりなんかして、運賃が50%オフ!になる学生割引が適用された。 そんなわけで、2等寝台が75,000クワチャ(約2,540円)。 1等寝台との価格差500円・・・ しょぼい、俺(泣)ケチった意味が分かんねぇー!!

 今日も町中で沢山の方たちに声を掛けられました。
 「ちぇん、ちぇん、ひーほー、チャイナマン!」
 絶対にコイツらの頭の中空っぽ!
 しかしコチラも引き攣りながらも笑顔で挨拶し返す。
 「へーい、ブッシュマン! ジャンボ! うほうほ」
 「・・・・・」
 あれ? おかしいな・・・通じてないのかな?
 1回目は覚醒しているから何とか出来るが、2回目ってシラフに戻っていて我ながら恥ずかしい。
 「ブッシュマン! ジャンボ! うほうほ」
 (真顔で)「ノーノー! ノー・ブッシュマン・ヒア!」
 知ってるっちゅーの!!!! マジでこいつらアホ! バカ! 死ね! バカ過ぎてお話しにならん。
 逆に俺の方がバカにされている感の雰囲気で町中を後にしたのだった。 今日の教訓、真のバカは相手にするな。

旅の出費
バス代: 3,100クワチャ
列車代: 75,000クワチャ
食料代: 66,400クワチャ
合計: 144,500クワチャ(約4,890円)

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2006年1月26日(木)
ヒマだ

 今日もルサカは雨だった。 やっぱり雨季の旅行は移動が大変だ。 まだ移動しないけど。
 雨が降っていると、何もやる気が起きない。 まぁ、元々やる気がないんだけど、さらにやる気を失くす。

 ザンビアという国は内陸国だ。 国土の大部分は標高1,000m以上で過ごし易いサバンナ性高原。 確かに今の時期は雨季という性もあるのか、夜になると涼しいくらいだ。

 天気の話題しかないくらい、ヒマ。

 写真はルサカのバックパッカーズ『Cha-cha-cha』のドミトリー。 これで1泊10ドル(約1,150円)は高いよな。

旅の出費
なし

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2006年1月27日(金)
もっとヒマだ

 今日も雨。 たまに激しい時もあるが、大抵はシトシト梅雨のような雨が降っている。

 ヒマだったら、ルサカを出ればいいだけの話なのだが、旅行するのも面倒臭い。 でも来週の火曜日にはタンザニアに向かいます。

 夜、とーる君が帰ってきた。 去年の9月以来。
 彼曰く、タンザン鉄道は1等寝台の方が絶対に良いらしい。 2等寝台は棺桶みたいなベッドが1室に6つも入っているみたい。 ちなみに1等はベッド4つ。 500円の差を考えれば迷うほどでもない。 1等にアップグレード出来るか、月曜日にでも聞きにいかないと。

 写真は、ザンビアとジンバブエの国境チルンドゥ(Chirundu)。 歩いて橋を渡ったが、ジンバブエ側はヒヒが我が物顔で闊歩しており、食料を持っていると襲われる。

旅の出費
なし

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2006年1月28日(土)
チャーチ・バザール

 ルサカで1ヶ月に1回開催されるチャーチ・バザール(写真)に、とーる君とシェフとタカと4人で行く。 チャーチ・バザールは民芸品を扱うマーケットで、木彫りの人形や家具、布などが売られている。
 値段もケープタウンのサンデーマーケットより安いし、クオリティーも高い。 欲しいモノも何個かあったけど、旅行の邪魔だし、ただでさえ荷物が重いから諦めた。
 このチャーチ・バザール、ルサカにこんなに白人がいたの?ってくらい、白人比率が高い。 日本人もいっぱいいた。

 夜、協力隊員たち11人と中華レストランで飯を食う。 でも今日って中国正月みたいで、レストランは満員御礼、いっぱい“ひーほー”達がいた。
 その後、場所を移し結局早朝5時まで飲む。 むっちゃ眠い・・・

 『タンザン鉄道』でタンザニアに行った人の話しを聞いたが、やっぱり1等の方が絶対にいいらしい。 んー・・・

旅の出費
タバコ: 5,000クワチャ
外食代: 45,000クワチャ
合計: 50,000クワチャ(約1,690円)

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2006年1月29日(日)
ルサカの最先端スポット

 昼過ぎまで爆睡。 しかーし、皆さんは昼間サッカーをしていたらしい・・・ 元気だね・・・

 ルサカで一番イケてるスポットArcades(アーケーズ)に昼飯を食いに行く。 アーケーズにはスーパーマーケットとか、スーパーマーケットとか、スーパーマーケットとかがあったりなんかしちゃって、地元の高校生も集まったりする最先端スポットなのだ。 最高だぜ、ルサカ。
 ここでタンザニアのザンジバルでバンガローを経営する日本人と一緒に食事をした。 彼女はタンザニアに15年半も住んでいるらしく、色々タンザニア情報を入手。

 夜は、ザンビアで中国人が経営する韓国料理レストランという、ちょっと意味不明なレストランで韓国料理。

旅の出費
外食費: 80,000クワチャ
合計: 80,000クワチャ(約2,705円)





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