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バンコク日記


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2005年11月21日(月)
金欠

 アソークにある日本大使館領事部に行って、パスポートの増補申請をする。 もう余白が2ページしか残っていない。 40ページ増補で961バーツって、この中途半端な金額は何?

 南アフリカ・ケープタウン行き航空券を買った。 30日オープンのマレーシア航空で、33,725バーツ(約10万円)。 どうせ復路のチケットは捨てるつもりだから、一番安い30日オープンにしておいた。 この前日本に行った時の航空券は4万円だったから、合計で14万円。 日本から南アフリカ行きのチケットを買うよりも遥かに安い。 バンコクで買えば1年オープンのケープタウン往復でも12万円だからな。

 安いと言っても、昨日の引越し費用4万バーツと合わせればこの2日間で7万バーツ(約21万円)も飛んで行った・・・ マジで金がやばくなってきた。 来月のクレジットカードの返済出来ないかも。 もうじき1年を越える俺の無職生活もそろそろ限界か?!

 持っているタイ株も28万円の赤字だし、そろそろ金を稼ぐ手段を本気で考えないといけないかも。 ということで、副業で会社でも興そうかなと計画中。 本業にして無理してガンバっちゃったりするのカッコ悪いから、あくまで副業。

 写真は、日本に送った家具。 2番目にお気に入り。

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2005年11月22日(火)
貨物船の運賃

 ボーダフォン903SHをSIMロック解除しないことにした。 MBKでも、日本人が経営している携帯屋でも、完全解除は出来ないらしく、いきなり電源が落ちたり、データフォルダにアクセス出来なかったり、文字ボタンのバックライトが点かなかったり等のバグが生じるらしい。 日本では903SHも完全解除出来るんだけどな・・・ 日本にいる間に解除しておけば良かった。 SIMロック解除をしやすい機種としては、802SEや902SHなどがあるけど、ボーダフォン側も解除出来ないように色々と手を加えてきてる。 写真は、現在所有の携帯電話とSIMカードたち。

 いきなりだけど、松田ハウス最低! 部屋に赤蟻が大量発生して、体のあちこちを噛まれた。 床に座ってプレステ2の『亡国のイージス2035』をやってる最中に噛まれるのも最悪だが、もっと最悪なのが衣服に赤蟻が付いている状態で外出してしまった時だ。 BTS(タイ版『ゆりかもめ』)に乗っている最中に、いきなり股間に鋭い激痛がっ! 間違いなく1匹の赤蟻が俺の許可無くパンツの中で暴れているのだが、大勢の乗客がいる目の前でズボンとパンツをいっぺんに下ろして確認するわけにもいかん。 赤蟻のせいだと言い張っても、間違いなく変態容疑で逮捕されるのがオチだ。 ズボンのポケットに手を入れ、赤蟻を潰そうと試みるも、余計に刺激してしまったらしく、別な部分も噛まれ2度目の激痛がっ! もう恥も外聞も捨て、自ら股間をゲンコツでガシガシ叩いて赤蟻を潰そうとするが、結果は周りの乗客に変人を見るような目で見られただけ。 駅に着いて直ぐトイレに駆け込みズボンとパンツをスポッと、いっぺんに下ろして見ると、何と俺の大事な所が2ヶ所も赤くぷっくりと腫れ上がっている・・・しかも痛てぇー!最低、最悪だ。 アフリカより危ねぇー、松田ハウス。

 夜、トンロー・ソイ15のJ-Avenue内にある『大戸屋』で飯を食う。 ジャスダック上場の『大戸屋』のタイ1号店であるここには初めて来たけど、なかなか良いかも。 タイ人をターゲットにした日本食レストランにしては珍しく、日本人でも食べられる。 タイ人を相手にしている日本食レストラン『富士』とか『ZEN』、『おいしい』なんて味が問題外。 500バーツ(約1,500円)で日本食を食べ放題のレストランをチェーン展開して、タイ人に絶大な人気を博した『おいしい』も、今やSET(タイ版東証一部)上場企業というのが信じられん。

 昨日、バンコクからケープタウンまでの航空券を手に入れたので、今日はケープタウンからヨーロッパまでの貨物船のスケジュールを確認する。 ヨーロッパ各国行きがあるが、大体15日前後から40日掛かる。 40日掛かる貨物船に乗ると、大西洋の聞いたこともない島経由だ。 運賃は、今日調べた船だと21万円。 はっきり言って飛行機より高い。 でも、世界一周航空券を使って「世界一周した」などと思っている輩を心底軽蔑する俺としては、値段が高かろうが、日数が掛かろうが船旅は捨てがたい。 やはり問題は金だけだ。

 寝る前に、赤蟻に噛まれたちんちんに『オイラックス』を塗る。 なんかアホらし・・・

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2005年11月23日(水)
バンコクの乗り物

 たった1日の間に色々な乗り物に乗った。 タクシー、BTS、バス、モトサイ、シーロー。

 タクシーは一番乗る頻度が高い乗り物だ。 バンコクのタクシー運賃の安さは、都市規模を考えれば世界最安と考えてもいいと思う。 初乗りが35バーツ(約105円)。 タダでさえ薄利だと思うのだが、バンコクのタクシーの多さは異常で競合が激しい。 深夜にスクムビットを走ると、周りはタクシーだけということも多々ある。
 ちなみに王様の誕生日後しばらくは女性のタクシー1人乗りは避けた方がいい。 恩赦で釈放された囚人たちが職にありつけず、タクシーの運ちゃんをしている場合が多いからだ。

 ノンエアコン・バス(写真)に乗ったのは、6年ぶりかも。 当時は3.5バーツ(約10円)の運賃が、6バーツ(約18円)に値上がりしていたのにはビックリ。 超高ぇー!! エアコンバス以外は、路線内は同一料金なので往復36円の小旅行が出来る。 各路線は長いので、余裕で1日つぶれる。

 モトサイは、バイク・タクシーのこと。 路線バスが通っていない小道にはほぼ待機している。 ただ車と車の間を縫うようにブッ飛ばして走るので、事故る確率が一番高い。 でも大渋滞の時は重宝される。 俺がモトサイに乗ったのは、これが人生で2、3回目くらい。 そう言えば、アフリカのマラウィではチャリンコ・タクシーを見かけた。 そのチャリンコも、ごく普通のインド製チャリ。 こいでる最中に、ペダルが根元から突然折れるらしい。 乗りたくねぇー!

 シーローは、軽トラの荷台が座席になっているタクシー。 特に運賃が安いわけでもないシーローの存在意義が俺にはイマイチ分からん。 日本人の駐在員妻の浮気相手にシーローの運ちゃんが手っ取り早いから、駐在員妻には存在意義があるかも知れんけど。

 そういえば、観光客に人気の3輪タクシー“トゥクトゥク”をあまり見掛けなくなった。 タイ語がペラペラでも値切るのが大変だし、タクシーより高いから利用価値がないトゥクトゥクだが、実はバンコク郊外から都心に安く行ける方法がある。 でも男にしかこの技は使えない。
 郊外で、悶々した顔をしてトゥクトゥクを捕まえ、一言ボソッと「オンナ・・・」と呟く。 エロ顔だと完璧だ。 トゥクトゥクの運ちゃんは喜んで、ペップリー通りにある『熱海』まで20バーツ(約60円)で連れて行ってくれる。 ちなみに熱海は熱海でも静岡県にある温泉地の熱海ではない。 『熱海』という名前のソープランドだ。 ここはトゥクトゥクが客を連れてくると、店からコミッションをもらえるのだ。 着いたら、さっさと20バーツを渡して、形だけ『熱海』の店内を一瞥して「かわいい娘いねぇーな」と呟いて外に出る。 この時、演技をする必要はない。 心配しなくても自然と口に出る。 “タイ米と一緒にバンコクに出荷されちゃった”的イモ臭いババアどもが、気持ち悪い視線を投げ掛けてくる館、それが『熱海』。
 バンコク中心地はそこから直ぐだ。 何度もこの手を使うと、トゥクトゥク界を敵に回すことになるが、そんなことはお構いなしという人向け。

 今日の日記は、今日乗った乗り物の話題からソープランド『熱海』にまで話が飛躍してしまった・・・ 全く日記になっていないし。

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2005年11月24日(木)
ポール牧

 週刊誌を読んでいて『故・ポール牧』と書かれていて、ん?“故”?! ガーン、ポール牧が死んでいたなんて・・・ 指をパチパチならすだけだったけど、悩み事はあったんだ。 何も考えてなさそうな人が、意外と繊細だったりするんだな(哀)。 ちなみにポール牧のファンではない。

 日本人専用介護アパートの看板を見た。 1ヶ月37,500バーツ(約112,500円)〜で、介護レベルによって料金が上がるらしい。 部屋の程度は分からないけど、バンコク都心で37,500バーツの部屋代で、さらに介護付きだったら高くはない。 タイ人は優しいし、人件費も安いから、人手不足の日本で介護を受けるより良いかも。 今後、どんどんリタイア組のロングステイが増えるだろうな。

 夜、友達とランスワンのイタリアン・レストラン『Mabeba』で飯を食う(写真)。 昨日の日記の写真から903SHで撮った写真を使っているけど、320万画素だけあってホームページ用の写真程度だったら十分だ。

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2005年11月25日(金)
定期預金

 昨日、タイの定期預金口座に金があるのを思い出した。 そこで今日は朝から友達の車に乗せてもらってノンタブリ県ムアントンタニに行く。 6、7年前にサイアム商業銀行ムアントンタニ支店で定期預金口座を開設したせいで、引出しや口座を閉じるにはわざわざ開設した支店にまで出向かないといけない。 こんなバンコクから高速道路に乗らないと来れないような場所にはもう来たくないので口座を閉じてしまう。 それに、昔は定期預金で年利13%付いていたが、今はわずかに1%ぽっちで、定期預金口座を持っている意味があまりない。
 無事に来月のクレジットカードの返済に回せる分のお金をゲット。 定期預金があるのをすっかり忘れていたから、ちょっと棚ぼた気分。

 ムアントンタニまで来たついでに、ラクシにある『ITスクウェア』というモールに行ってみる。 ここは昔は『ラクシ・プラザ』という名前だったが、ずっと廃墟ビルになっていた。 その廃墟ビルの1階で、マクドナルドがなぜかひっそりと営業をしていたのを覚えている。 ところが1年以上ぶりに来て見ると、昔の『ラクシ・プラザ』は『ITスクウェア』と名前を変え、外壁や内装も改装されて見間違えるほどキレイになっている。 でも見た目とは裏腹に、入居している店は少なく、客も少なく寂しい。

 お昼はタニヤの『寿し築地』でランチセットを食べる。 6年くらい前から『寿し築地』では握り寿司セット(写真)を出しているが、最初の頃は100バーツ(約300円)だった。 それが徐々に値上がりして、今日久しぶりに来て見たら165バーツ(約495円)になっていた。

 夜は皆さんとランスワンにある中華料理屋『養生堂』で食った後、場所を移して友達がやっているバー『エラワン』の焼酎パーティーに参加する。 酔っ払って深夜帰宅。

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2005年11月26日(土)
QP

 そろそろケープタウンに持って行く荷物の準備をまとめはじめようかと思った。 でも、思っただけで、面倒臭いからまだ行動には移さないことにした。 荷物をまとめると言っても、日本米、味噌汁、ふりかけ、カレー、醤油、マヨネーズなどをスーツケースに突っ込めば完了だ。 キューピー以外のマヨネーズはまずいから、サラダを食うためにマヨネーズを持参しないと。 ちなみに、上記のどれもケープタウンで入手可能だが、バンコクで買う方がはるかに安い。

 ケープタウンでの住む場所が確保出来た。 以前と同じイタリア人のおじいちゃんの家の離れ。 あとは知り合いに連絡して、空港まで迎えに来てもらえば完璧だ。 早めに『ケムケム号』を売り飛ばして、ヨーロッパ行きの船の手配をしないと。

 夜、彼女を空港に送っていく。 ドンムアン空港内の日本食レストラン『日本亭』で握り寿司を食って帰って来る。

 写真は、バンコク・アソーク通りをBTSの駅から見たとこ。

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2005年11月27日(日)
鼻から生牡蠣

 昼飯に、スクムビット・ソイ39の『伊勢』に食べに行く。 東京神田にある店のバンコク店らしいが、ランチの親子丼が旨いという噂を聞きつけ、友達と行ってみた。 39コンプレックス内に入っているのだが、駐車場が少ないのが欠点。 でも店構えは中々落ち着いていて良い感じ。 肝心の親子丼は、ご飯の量が少ないのが気になったが、味の方がさすが! こんな旨い親子丼、バンコクで食ったことがない。 アローイ・マク・マーク。 何なんですか?この卵のフワッと感は? 親子丼だけで180バーツ(約540円)と、バンコクの日本食ランチとしては高めの部類に入るが、この味では仕方がない! いやー、バンコクの日本飯屋もレベルが上がってきたなー。

 夜は、友達と生牡蠣を食いに行くことにした。 ソイ・ルアンムルディにある『Witch's Oyster Bar』に行ってみるものの、店に入るとソファーでテレビを見ていた従業員が俺らを見て慌てふためく様子を見て、新鮮さが命の生牡蠣を食う気が失われた。 客は俺らだけだし。 ビールを1杯だけ飲んで、場所をシーロムのState Towerに移し、ここの63階にある『Sirocco』で生牡蠣を食うことにした。 3人で行ったが、実際に食ったのは2人。 2人で生牡蠣30個以上を食った。 今晩の夕食は、生牡蠣とパンだけという、ウェイトレスもビックリの貧乏なんだか金持ちなんだか分からない食い方。 いいねぇー、年中真夏日のタイで生牡蠣を食らう、これぞ究極の(死に急ぐ)贅沢! もし俺が、予定通りにケープタウンに行かなかったら、バンコクで食った生牡蠣で死んだと思ってくれてOK。 ちなみに『Sirocco』でのお会計は、9,475バーツ(約3万円)・・・ 『Sirocco』、超高ぇー! イラン産キャビアが30gで16,000バーツ(約4万8千円)とか、庶民を馬鹿にしてるよな。 数の子で十分なんだよ。

 『Sirocco』の後に、『Bacchus』というワインバーで酒を飲んでいたら、お腹が空いてきた。 何しろ今日の夕食は生牡蠣だけだからな。 そこで、サイアムホテルに行って夜食でバーミーを食う。 これが1杯150円とかだから、やっぱり貧乏臭いのか、金持ち臭いのか分からん。

 深夜3時、生牡蠣とワインでお腹一杯で気持ち悪くなって帰って来る。

 写真は、今日乗った素敵なタクシー。 さりげなくハンドルの横に置いてあるマイク。 「何に使うの?」と聞くと、「カラオケ」という答えが。 んー、乗客にカラオケを歌って聴かせるタクシーの運ちゃんを想像してしまった。 かなりありがた迷惑じゃん。





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