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アジア横断シルクロード日記


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現在地はどこなの?

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民族大学 in ビシュケク
2007年7月9日(月)
残り一つ

 タジキスタン大使館に行って、ビザ申請をした。
 1ヶ月の観光ビザが200ソム(約640円)で取れるのは、キルギスくらいだ。 他の周辺国で取れば、100USドル前後は掛かるので破格の安さで素敵。
 しかも、ウズベキタン大使館のように『絶対にロシア語しか話さねーぞっ!』的なこだわりもないようで、領事は英語を話すし、対応も好感が持てる。
 ビザ受け取りも明後日で早い。
 これで残るは中国ビザのみになった。 パスポートの残り余白は3ページ。 日本まで大丈夫か?

 ビシュケク滞在も3週間目に入った。
 最近は、「まず1日の初めに口にするのは酒」状態で、ダラダラ&アル中寸前状態の日々。
 ビールも、瓶ではなく1.5リットルのペットボトルで買って1人で飲んでます。 1日1.5リットルは絶対に飲むし、たまに3リットル飲むかな?
 でも、キルギスの場合はビールよりもウォッカの方が安いので、経済的なのはウォッカ。
 最近、毎日のように宿泊客の誰かが吐いています。

旅の出費
食費: 30ソム
酒代: 156ソム
外食代: 80ソム
インターネット: 54ソム
タジク・ビザ代: 200ソム
マルシュルートカ: 13ソム
合計: 533ソム(約1,700円)

日本センター in ビシュケク
2007年7月10日(火)
大相撲名古屋場所

 『日本センター』に行ってみた。
 旧ソ連圏には特に『日本センター』が多いような気がする。 やっぱ北方領土を返してもらわないといけないからな? ジワジワと地味に庶民から親日を作るべく洗脳していこうって作戦なんだろうけど。
 ちなみに、中央アジアでは、ウズベキスタンの首都タシュケント、キルギスの首都ビシュケク、カザフスタンのアルマティに『日本センター』がある。
 西では、ロシアのサンクト・ペテルブルグ、ウクライナのキエフで『日本センター』を見た。

 ビシュケクの『日本センター』には、日本の新聞・本・映画などが置いてあり、自由に閲覧することが出来る。 インターネットだけは会員(年会費250ソム)にならないと出来ないらしい。
 ちょっとケチである。

 『ゴルゴ13』を読んだり、数週間前には最新だったであろう新聞を読んだり、『木更津キャッツアイ』をちょっとだけ観たりしたが、段々飽きてきた。
 最終的には、大画面プラズマTVで放映されていたNHKの大相撲名古屋場所を観戦。 じっくり相撲中継など観たのは何年ぶりだろう?
 「千代の富士は出ないの?」ってくらい久しぶる。
 何だか力士も多国籍になっていてビックリした。 韓国の春日王とか、グルジアの黒海、モンゴルの朝赤龍とか出てたけど、春日王と朝赤龍は日本人力士との顔の違いが分からん。
 しかーし、黒海だけは・・・顔が濃過ぎ!!
 だって、肩に毛が生えてるんぜっ!
 カニですか、あなた?
 ヒゲも青々と育っていて、あれでガップリ組まれたらヒゲでジョリジョリ攻撃とかされて、「痛い、痛い! 青ヒゲが痛い!」って負ける気がして来ました。
 朝青龍はあまりヒゲが濃くないし、まぁまぁの体毛強さじゃないですか?

 相撲を一緒に観ていた『日本人センター』のキルギス人スタッフ曰く、「キルギスでは、“朝青龍の両親はキルギス人”という噂がある」とのこと。
 いやー、100%モンゴル人だろ。
 確かに、モンゴル人、日本人、キルギス人の顔の違いは微妙だから「朝青龍はキルギス人です」と言われても、顔だけ比較すれば「あぁ、そうなの?」と思ってしまうのも事実だが・・・
 それにしても、「実はチンギス・カーンは源義経だ」と言うのと同じくらい、都合の良い解釈である。
 ちょっと面白かった。

旅の出費
バス代: 6ソム
食費: 140ソム
外食代: 80ソム
生活用品: 75ソム
合計: 301ソム(約960円)

フレーム
2007年7月11日(水)
キルギスでHDD

 他人の寝相シリーズっ!!
 写真を撮るチャンスがないものだから、ついついこの程度の寝相にも反応して撮ってしまった・・・
 ねじり過ぎ!な姿勢で、頭はベッドの外。 頭に血が上ったのか?写真を撮った数分後には、顔を真っ赤にして起き上がっていました。
 南無阿弥陀仏・・・
 まぁ、今までのシリーズでは一番面白くない寝相ですねぇー。 もう少し独創性溢れる寝相で寝てもらわないと・・・ 今後の寝相に期待しましょう。
 やはり1位は、ハンガリーのブダペストで発見撮影された『セクシー、うっふ〜ん』でしょう。 今後、彼を超えるような素晴らしい寝相の方は現れるのでしょうか?

 今日は午前中にタジキスタン大使館までパスポートを取りに行って、“今日の仕事”は終了。
 今週に入ってから、“一日一お出掛け”を忠実に守って毎日お出掛けしています。

 夕方にはハードディスクドライブを買いにお出掛けしてしまい、今日は2回も外出するという驚きの行動力を披露してしまった。
 買いに行ったのは自分用のHDDではなく、宿のオーナー用。 持ち運ぶわけではないので、2.5"ではなく、3.5"を買うことにした。
 ところが、さすがキルギス! コンピュータのパーツ屋も品揃えが悪く、専門店らしい専門店がない。
 結局は、ツム・デパートでボックス、中華デパート『ゴーイン』で320GBの3.5"HDDを買ったのだが、探し当てるまでに2時間は掛かった。

 値段はボックスが800ソム(約2,550円)、320GBのHDDが112USドル(約13,440円)で、合計1万6千円ほど掛かった。

旅の出費
食費: 95ソム
酒代: 130ソム
タバコ: 30ソム
バス代: 16ソム
合計: 271ソム(約860円)

フレーム
2007年7月12日(木)
客引きのお姉さん

 バスの側面には、日の丸が書かれている。 そして、バスに乗り込んでもやはり日の丸がある(写真)。
 右翼団体の街宣車か?!と心配する方もおられるかも知れないが、安心して乗っていただいて結構。 ビシュケク市内を走るトロリーバスです。 どうやら日本の援助で整備されたらしい。

 そういえば、グルジアの首都トビリシで走っていた黄色いバスの側面にも日の丸が付いていた。 バスは全てイスズ製だったから、中古バスを寄贈したのだろう。
 そのくせ、俺を中国人と間違えるとは何たる無礼千万! そんな奴らに対して、日本国民を代表して「今すぐバスから降りろ! テメエらの足であるバスを買い揃えてやったのは日本政府であり、その金は我々日本国民が汗水流して働いた金なんだぞ!」と、日本政府には消費税くらいしか払ったことがない俺は思うのであった。
 その点、キルギス人は大人しくバスに乗っていて大変よろしい。 まぁ、かなりの高確率で中国人と間違われているとは思うが、「ちーん」とか「キターイ(露語で中国人)」など言ってくるわけではないのでOK。

 宿とインターネットカフェを結ぶ線の途中にあるがために、ぎりぎりで俺の行動範囲の中に入っている場所に『ツム・デパート』がある。
 旧ソ連各地にある『ツム・デパート』は、元の国営デパートだ。 モスクワの赤の広場にも、広場に面してツム・デパートがある。

 このビシュケクのツム・デパートには、たまに行く。
 “デパート”と言っても、個人商店の集まりでバンコクのMBKのような感じの所だ。 1階は携帯電話屋さんが所狭しと並んでおり、ノキアやサムスンの最新機種を売っている。 2階はよく分からないフロアで、鍋とか食器を売っている。 そして、俺が好きなのが3階だ。
 3階には、微妙な品揃えのPC用品店、微妙な品揃えの家電製品店などの他に、CD&DVD屋さんがある。
 CD&DVD屋さんも1軒あるわけではなく、同じような品揃えの店が密集して沢山ある。 そうなると当然のごとく競争が生じる。 1階の携帯電話コーナーも競争という点では同じだと思うのだが、3階が違う点は“呼び込み”をする点だろう。

 なぜか、どこの売り場カウンターの中にいるのは、巨乳な金髪お姉さんたち。 歩いていると、そんなお姉さん方が「へ〜い、そこのカッコいいお兄さん! うちに寄っていかないピロシキ?」とロシア語で声を掛けてくる。
 どうやら、このCD&DVD売り場だけセクシーさを売りにした集客を狙っているのは確実である。

 CD&DVDを販売するのと、セクシーさを売りにするのでは全く関連性がないではないか?! しかも、そんな子供騙しのセクシー攻撃などに引っ掛かるような単純な奴などいるわけねーだろ?!と、怒りをあらわにしながら一番タイプのお姉さんの店にフラフラと吸い寄せられる俺、みたいな。
 意外にも、英語が話せるお姉さんの上手な口車に乗せられ、ついついと俺が買ってしまったCDとDVDの今までの合計は5枚、みたいな。
 「はぁー、くだらねぇ」と、自分の行動に少しだけ反省・・・

旅の出費
食費: 50ソム
酒代: 55ソム
バス代: 6ソム
タバコ: 35ソム
外食代: 115ソム
音楽CD: 150ソム
SIMカード: 200ソム
インターネット: 43ソム
合計: 654ソム(約2,080円)

キルギス・ヒットソング集
2007年7月13日(金)
キルギス的流行

 写真は、昨日買ったキルギスのヒット曲を132曲集めたMP3CDのジャケットである。
 他にも何枚か同じようにヒット曲を集めたCDがあったのだが、俺がこのCDを選んだのは単純に『ジャケットの子が可愛かったから』という純粋なる音楽的関心が理由である。 ちなみに、このキルギス人の女の子はCDの中身とは全くもって関係がない。
 その飽くなき音楽への追求心から、今まで数々のCDを試聴もせずにジャケ買いしてきて、高確率で“1度聴いただけでお蔵入り”させる男ならではの、こだわりの1枚である。

 このCDを手にして宿に帰ってきた時に、「あっ、アダルトビデオを買って来たんですか?!」と聞いてきた不貞な輩がいたが、俺をそのような不純な人間として捕らえていた奴の感性はすでにインポであるとしか考えられない。
 この、『純情の結晶』こと俺様に向かってアダルトビデオなどとは良くも言えたものである。
 今の時代、ビデオではなくDVDだろっ!!(怒)

 まぁ、そんな輩の感性の話などはどうでも良いとして、このようなキルギス娘がいることには正直驚きましたねぇ〜。 普通に日本人に見えるのは俺だけ?
 「へー、キルギスにもこんな子がいるんだ!」と新たな学習をした皆さんに、とっておきの丸秘情報をお教えしましょう。
 ビシュケクにさえ来れば、これくらいの女の子なんて、かなりの、驚くほど、ものすごーい低確率で見付けることが出来るぞっ!! オーっ!!

 同じビシュケクでもロシア系の金髪お姉さんなら、かなりの確率で美人を見付けることが出来るが、キルギス系となると・・・
 なぜだ? なぜ芋っぽいのが多いんだ?!

 ところが、顔は「畑で芋ほってます!」みたいなのに、服装だけはやけに攻撃的なのは事実である。
 B'zの稲葉が、(今も履いているか知らないが)親切心から「息子さんが顔を出しちゃいますよ」と注意したくなるほどの“やり過ぎショートパンツ”を履きながら『ALONE』を歌っていたのを見て、「そんな格好してりゃ、アローンにもなるだろう!?」と子供心に思ったことを思い出すくらいのショートパンツを履いて、胸がザックリ&パックリで谷間チラリズムどころの騒ぎではないほど「コスト削減のために、少ない布で作ってみました Made in China」的シャツを着て町を闊歩している女性が多い。

 気が付かぬ間に目尻が下がってタレ目になりながらそんな攻撃的服装を見、続けて視線を上げてみると「I'm a potato!」みたいな顔がバーン!!
 アメとムチを使い分けているのか? はたまた、2段階の別次元攻撃で結局は顔でも服装でも攻撃しているのか?は、未だ謎のままである。
 B'zの稲葉に聞いて下さい。

 あれ? 今になって気が付いてみれば、今日の日記は全く今日の出来事と関係がなかった。
 今日は、中国大使館にビザ申請しに行きました。
 そしたら閉まってました。

 以上。

旅の出費
酒代: 50ソム
バス代: 6ソム
食費: 274ソム
合計: 330ソム(約1,050円)

サーカス in ビシュケク
2007年7月14日(土)
休肝日

 今日は、夕食を食べるために中華レストランに行ったのが、唯一の外出になった。
 週末だから致し方がない。

 中国大使館は月曜日まで閉まっているし、日本センターも週末は閉まっている。
 そういえば、ビシュケクで最大のマーケットであるオシュ・バザールにはまだ一度も行ったことがないことに気が付いた。 乗り換え無しでバス1本で行けてしまう不便さが、二の足を踏む原因になっている。
 いつかは行こう。

 今日は休肝日で、ビールを1本だけ飲んだ。

旅の出費
食費: 55ソム
タバコ: 32ソム
外食代: 125ソム
合計: 212ソム(約670円)

フレーム
2007年7月15日(日)
二名死亡

 本日の戦死者2名。
 インディアン・ポーカーで負けた人が一気飲みをして、吐いた人の数である。
 久しぶりに開催されたインディアン・ポーカー大会、最初はウォッカのビール割りで始まり、続いてウォッカをストレート、最後はサマゴーン(キルギスのウィスキー)だったのだが、戦線離脱者が続出。
 しかも、夕食前から飲み始めたのが災いし、空きっ腹に酒を流し込んだものだから、酔うのが早い早い。

 俺は、記憶もなくしていないし、吐いてもいないのだが、いっそのこと記憶をなくした方が良かったかも知れない酔い方をして、反省中。
 しばらくは酒を自粛します。

旅の出費
食費: 25ソム
合計: 25ソム(約80円)





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