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ヨーロッパ旅行日記


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クラコフのショッピング・モール『Galeria Krakowska』
2006年11月6日(月)
ポーランド最大のおっぱい

 今日、ついにリトアニアの首都ビリニュス行きのバス・チケットを買った。
 EuroLinesのE-705便が毎週火・金曜日の週2回、オーストリア発、チェコ経由、ポーランドのクラクフやワルシャワを経由して、ビリニュスに向かっている。 クラクフから乗る場合は、クラクフを夜9時に出発して、ビリニュスには翌朝9時着。 料金は150ズヴォティ(約6,075円)。
 学割で10%引きになるだが、26才までしか適用されないとのこと・・・残念!

 そんなわけで、ワルシャワは素通りします。 ポーランド人に「おいっ!」って言われたけど、興味がないからねー・・・ かと言って、クラクフに興味があったわけでもないんだけど。
 あと、ワルシャワはクラクフに比べて宿代が高いので、「また次の機会に」ということでご了承願います。

 昨日の“Virgin”に引き続き、今日は別のポーランドのCDを紹介! つまり、今日もCDを買っちゃったということです。
 今日買ったのは“Ewa Sonnet”のデビュー・アルバム『Nielegalna』。 「店員に薦められたから」というノリで買ったこのCD、帰ってから中のブックレットをめくって見ると・・・ おっぱい、でかっ!!
 ネットで調べてみると、ものすごい事実が・・・!

 って言うか、店員(男性)が俺にこのCDを薦めたのって、単に『俺は彼女のおっぱいが好きじゃけん!』というだけの、くだらない理由なんじゃ・・・ 音楽としてどうこうの推薦ではない気がしてきた・・・ 俺は純粋に“ポーランドのカッコいい音”を探しているのに・・・
 おっぱいが見たいなら、CDではなく大人の本を買います。 男らしくビシッと断言しちゃうよ、俺。

 今年21才の彼女は、ポーランドの芸能界で最大のおっぱいの持ち主だそうです。 トリビア〜!!
 3サイズは、バスト102cm、ウエスト62cm、ヒップ88cmで、堂々の金メダルでのFカップ。
 経歴は、2003年に“大人の”サイトで写真やビデオのモデルとしてデビュー。 そのおっぱいで一躍有名に・・・ そして今年、歌手としてデビューというわけ。
 ただのイロモノじゃん! 歌はまぁまぁかなー・・・ 別にあえて買わなくてもいい感じ。 買うならCDじゃなく、彼女の別な方のビデオを買った方がいいんじゃねーか?

 そんな、俺のおススメしないCDを出している彼女のことについて、もっと詳しく知りたい!という方は以下のウェブ・サイトをどうぞ。
 18才未満の良い子のみんなは、彼女のオフィシャル・サイト『Ewa Sonnet』で我慢してね。 サイト上から彼女のシングル『...i RNB』のプロモーションビデオを無料ダウンロード出来るよ。(AVI形式・36MB)
 18才以上の不健全な奴らは、大人向け巨乳専門サイト『Busty.pl』でどうぞ。 会員制サイトだけど、ホームから[Preview]をクリックすれば、小さい写真でくらいなら見れる。
 って、「見たんかい!?」ってツッコミには黙秘権を行使。 全て弁護士を通してくれ。
 上から2番目にEwa Sonnetのコーナーがあり、その下にはエヴァの妹Julia Sonnetのコーナーが・・・ なんちゅう巨乳姉妹じゃ?! しまいにはお母ちゃんまで出てくるぞ! 切り札はおばあちゃんか・・・オエっ!
 クリックする時は、周りに人がいないことを確認しよう! 会社でうっかりクリックなんかしちゃった日には、社内のOLたちから「田中さんって金髪好きよ! しかも巨乳の! これからはオッパイ係長よ!」と蔑んだ目で見られて、陰口を叩かれたまま定年退職の日を迎えることになる。
 絶対におっぱい課長にはなれない。 絶対に。

 写真は、クラクフの駅ビル『Galeria Krakowska』。 最近出来たショッピングセンターで、非常にキレイ。 時間潰しには最適で、クラクフ滞在中はほぼ毎日出入りしていた。
 中に入っているスーパーマーケットにはアジア食材も充実。 大根、白菜、もやしなどの他、日本米『ひとめぼれ』まで買える。

旅の出費(2人分)
衣服代: 8ズヴォティ
CD: 36.99ズヴォティ
食費: 17.06ズヴォティ
絵葉書: 2.97ズヴォティ
宿代(2泊分): 120ズヴォティ
国際バス代(クラクフ→ビリニュス): 300ズヴォティ
合計: 485.02ズヴォティ(約19,640円)

EuroLinesのダブルデッカー
2006年11月7日(火)
また移動かぁ〜・・・

 8日間滞在したクラクフも今日が最後。
 アウシュビッツに行った以外、特に観光せず。 旧市街は、宿から駅に行く時に横切るついでにチラ見したけど、ヴァヴェル城は見てない。 外出と言っても、駅前のショッピングモールに出掛けたくらいかな?
 なんだか、いつも空がどんより曇ってて暗〜い感じだから外に出る気もなくなるんだよね・・・ 室内の方が明るいし。 一晩のうちに降り積もった雪も、その後は毎日が雨で溶けてなくなっちゃった。 最近はひたすら雨が続いています。

 夜8時過ぎ、親しくなったポーランド人のマーチンが車でバス・ターミナルまで送ってくれた。
 彼、ふつうにすご〜く良い人。 彼はワルシャワの人だけど、彼女がクラクフに住んでいるから移って来た建築士さん。 ヒュー・グラント似の彼だが、苗字はクリンスキー。 もうこの辺りから、苗字の最後が“ビッチ”だったり“スキー”だったりするんだよねー。
 スキーはまだいいけど、ビッチはなぁ〜・・・ すごーく純情そうな可愛い子の名前が、“何とかビッチ”だったりしたら何だか悲しくなるもんね・・・
 「目を覚ましてくれ!?」みたいな。

 ビリニュス行きのバスはダブルデッカーだった(写真)。 フロントに張られたルート表には、『ローマ→ウィーン→ビリニュス』と書かれていた。 あれ?オーストリア発じゃなかったんだ。 ローマって、あのローマかな? だとしたら大陸縦断バスだ。
 夜9時ちょうどに、バスはクラクフを出発。

旅の出費(2人分)
荷物代: 11ズヴォティ
切手代: 14ズヴォティ
外食代: 5.8ズヴォティ
タバコ: 18.8ズヴォティ
生活用品: 4.49ズヴォティ
合計: 54.09ズヴォティ(約2,190円)

リトアニア・ビリニュスの路地
2006年11月8日(水)
リトアニア共和国入り

 俺にとってヨーロッパ14カ国目となる『リトアニア共和国』にやって来た。
 似たような名前があり過ぎて、どこがどこだかイマイチ分からないが、リトアニアの場合はバルト三国と言った方が知られている。 ラトビア、エストニアと並んで、かつては『リトアニア・ソビエト社会主義共和国』として旧ソ連を構成していた国だ。
 今までの、共産党時代も国家としては独立していた東欧諸国とは違い、ここから“旧ソビエト連邦領土内”になる。
 さてさて、リトアニアってどんな国なのか?分かりやすく一言で片付けると・・・
 1人当たりの電力消費量が2,750kWhの国!

 昨夜9時にクラクフを発ったバスは、ワルシャワには止まらずにリトアニアに入った。
 席の予約をしている人がいなかったら止まらないのかな? おかげでノンストップで速いし、車内は空いていて楽チンだし、ゆっくり寝ている間に着いてしまった。
 朝6時過ぎに、ポーランドとリトアニアの国境を越える。 出入国手続きは至って簡単、乗客はバスの中で待っているだけで良い。

 ポーランドは大きな国なので、クラクフから国境までは9時間以上掛かったが、国境を越えちゃえばあとは直ぐ。
 首都ビリニュスには朝10時半に到着。 クラクフから12時間半掛かった。

 想像していたのと違い、全然共産臭くない。 駅も小さいながらも新しいし、近代的なスーパーマーケットもあるし、本屋にはエロ本も売っている。
 天気は雨。 相変わらずどんよりした曇り空で午後3時を過ぎると暗くなる。 エーゲ海の真っ青な大空の下、ヌーディト・ビーチでおバカンスをしていた2ヶ月前と比べて、この変わりようはどーなのよ? このままでは、むっつりスケベになってしまいそうだ。

 そんなわけで、今日はロシアとベラルーシのビザ情報収集と、インターネットで丸一日が過ぎた。
 宿はインターネットが無料なので、宿のパソコンにソフトを勝手にインストールして日本のテレビ番組をダウンロード!
 30分番組だとそこそこ軽い(250MB位)から、速度にもよるけど3時間±でダウンロード出来る。 今日は『あいのり』と『ガキの使い』の2本。
 ちなみに、この4週間ほど『あいのり』は最新のものを見てます。 「今までポーランドにいたんだけど、先週からスウェーデンに入っちゃったよねー」とか言う会話を、リトアニアにいながらして出来ちゃうんだぜ!って自慢したら、『そんなことしてないで、観光しようぜ・・・』と返されました。
 まぁ〜、その意見にも一理ある。

 たまに旅先で出会うバックパッカーで熱い人とかいて、何事に対しても熱意を感じられない俺を見て「×××さんにとって、旅って何ですか?!」とか聞かれちゃうと、返事に困るもんね。
 何だろうね? 「・・・クリームコロッケかな? 外側はカリッ、中はトロ〜って感じで」とか適当に答えると、ちょっと哲学チックに聞こえたりして、納得されちゃったりするんだよね。
 全く意味ないんだけど。

旅の出費(2人分)
食費: 27.5リタス
宿代(1泊分): 70リタス
合計: 97.5リタス(約4,250円)

ビリニュスの肉市場
2006年11月9日(木)
ベラルーシ・ビザ

 ベラルーシのビザを申請した。
 宿に帰ってからビザ代をリトアニア・リタスから日本円に計算してみたら、高っけぇー!! ロシア・ビザはもっと高けー!!
 もう一度再確認のために、日本円からタイ・バーツにしてみたら・・・ むちゃ高っけぇー!!

 下記に現時点での料金を掲載しておく。
 ロシア、ベラルーシ共に“ツーリスト・ビザ”で、即日発行の場合の料金だ。 ベラルーシの場合、外国人は保険に強制加入させられるので、ビザ代+保険代として書いておいた。

※ビリニュス駅30番窓口
−ロシア :380リタス(約16,570円)
−ベラルーシ :260+17リタス(約12,080円)

※夜明け門近くの旅行代理店『Keliavimas Lt.』
 −ロシア :360リタス(約15,700円)
 −ベラルーシ :320+31リタス(約15,310円)

※必要なモノ
 @パスポート、A証明写真1枚、B金(リタスのみ)
 証明写真は表面がツルツルじゃないやつ。 光沢なしってことね。 カメラ屋で「ロシア仕様でよろしく!」と言うと、ツルツルじゃなく現像してくれる。

 ↑“ちょっと役立つ旅情報”って感じじゃない?!
 『ポーランド芸能界で最大のおっぱいの持ち主』とか知ったところで、旅には一切役立たないからな。
 ちなみに、ビザ申請料は4日待ちとか7日待ちとかにすれば料金は下がる。 幾ら下がるのか?
 そこまでは知らん。

 今日の写真は、お肉市場。 屋内にあるんだけど、全部肉屋さんなの。 売ってるもんは一緒。

旅の出費(2人分)
食費: 21.45リタス
証明写真: 20リタス
宿代(5泊分): 290リタス
ベラルーシ・ビザ代: 554リタス
合計: 885.45リタス(約38,610円)

KGB博物館
2006年11月10日(金)
KGB博物館

 正式名称『虐殺犠牲者博物館』、別名『KGB博物館』に行った。 ポーランドのアウシュビッツ収容所に続いて観光に行ったところが、リトアニアのKGB博物館というのは暗過ぎる・・・
 えー、ここは元KGB本部の建物だったところが博物館になっています。 もちろんKGB本家本元の本部はモスクワだけど、ここはKGBのリトアニア本部だったところ。
 地下は牢屋になっている。

 いっぱい殺してるよー、KGB! 展示してあった写真を撮って、今日の日記の写真にしようかとも思ったけど、止めた。 頭吹っ飛んでるもん。 あと、目を刳り抜いたっぽい写真とかあった。

 リトアニアの歴史って悲しいんだよねー。
 第2次世界大戦が始まってナチス・ドイツが攻めて来ると、25万人以上が殺害され、3年後にソ連軍が再びリトアニアを占領すると、今度は別な20万人が強制収容所送りにされた。 どっちに転んでも結局は暗黒時代みたいな。
 ナチス・ドイツが殺害した25万人の内、20万人はユダヤ人だったけど、ソ連が殺害したり強制収容所送りにしたのは生粋のリトアニア人だった。
 KGBに捕らえられて拷問に掛けられたのは、牧師とか民族主義者たち(リトアニアの右翼)とか、反共産主義者たち。
 小国ゆえの悲しい歴史かな。

 ちなみに、“日本のシンドラー”として知られている杉原千畝は、ここリトアニアの在カウナス領事代理だったんだよーん。 知ってた?
 知らなかったね、俺。 まず名前が読めないし。
 杉原さんは、ナチスから逃れて国外脱出しようとするユダヤ人に日本の通過ビザを発給したことで有名です。
 カウナスには『杉原記念館』があるんだけど、行った方がいいかな?

旅の出費(2人分)
入場料: 4リタス
外食代: 7.6リタス
食費: 12.45リタス
合計: 24.05リタス(約1,050円)

靴屋さんの看板
2006年11月11日(土)
グッドアイデアで賞

 リトアニアの、ここが良いなぁ〜と思ったこと。
 写真を見て欲しい。 これは靴屋さんの営業時間を記した看板だ。 非常に分かり易い!! 月〜金は朝8時から夕方7時まで営業、土曜は朝9時から午後3時まで、日曜はお休み。
 “目で理解する”看板で、これは良い!
 どこのお店も、似たような感じの看板を出している。 メガネ屋さんならメガネのマークで曜日を表していたり、カフェだったら、さくらんぼのマークで曜日を表していたりする。
 それぞれが、自分のお店にあったマークを使っていたりするので、どんなマークがあるのか?見付けながら歩くのも楽しい。

 ところで、深く考えもせず、ベラルーシについて調べもせず、取ったベラルーシ・ビザ。
 取ってからベラルーシについて色々と調べてみると・・・なんじゃ、この国! なんだか面倒くさそう。
 滞在72時間以上の場合は、保証人と一緒にオビールと呼ばれる外国人在留登録所での手続きが必要らしい。
 俺の保証人って誰?! オビールってどこ?!
 何だか、話がチンプンカンプンでさっぱり分からん。

 で、ベラルーシってどこ?!

旅の出費(2人分)
食費: 6.69リタス
合計: 6.69リタス(約290円)

日曜日のミサ
2006年11月12日(日)
ミサに集う

 なんかさぁー、地図を見てたらフィンランドがものすごーく近くにあることを発見しちゃったんだよね。
 このホームページのトップに貼ってある地図はアフリカ大陸がメインなんだけど、ちょっと北に来過ぎちゃって載ってないけど、実はバルト三国からフィンランドの首都ヘルシンキまでは、田中金物店から駅前のローソンくらいの距離しかない!
 で、行こうかどうしようか?ちょっとだけ迷っている。
 オーロラを見に北極圏・・・ でも、お金が・・・

 旧市街を散歩してみた。
 やたら沢山の人がいるので『何だろう?』と思っていると、日曜日の礼拝だった。
 普通の門だと思っていた“夜明けの門”も、2階部分の窓が開き、神父さんがそこから説法を始めた(写真)。
 実は、リトアニアの首都ビリニュスの旧市街はUNESCOの世界遺産に登録されている古い町並みだ。 教会も沢山あり、今日中に入った幾つかはロシア正教会だった。 13世紀前後に建てられた教会が多かったが、ほとんど1度や2度の火事に遭い、建て直している。

 ロシア正教会に入って、入り口のベンチで参拝者を眺めていると、皆さんまずは身体の正面で十字を切り、続いてお辞儀、最後に地面をちょこっと触っていた。
 信心深い人が多いのか?町は教会に参拝する人で溢れかえっている。
 教会からは賛美歌が聞こえて来るし、なんだかこんな雰囲気はヨーロッパに来て初めてかも。

 このビリニュスという町、俺はけっこう好き。
 中途半端に“町”だけど、基本的に小さいという、田舎っぺ首都だからなんだか落ち着く。

旅の出費(2人分)
タバコ: 4.4リタス
食費: 24.87リタス
合計: 29.2リタス(約1,270円)





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