ゆずランドへようこそ

中東旅行日記


この日記は1週1ページで、最終更新日が一番下になります


現在地はどこなの?

<<前のページ | 次のページ>>
カイロ・アタバ市場
2006年7月17日(月)
半年経過

 今日で、ケープタウンを発ってからちょうど6ヶ月が過ぎた。 早いもんだ、半年が経つのは。 この分だと1年もアッと言う間だな。
 この1ヶ月で使ったお金は、86,480円。 これは凄いことですよ!! 過去最安値を更新! しかも、1人で旅行していた時よりも2人で旅行している方が、総額で見てもお金を使っていないってどー言うこと? 2で割れば、1人当たり僅か43,240円ぽっち。 まぁ、もう自分の金じゃないから羽振りよく使えないというのもあるけど。
 未だにJBLのスピーカー(2万円弱)狙ってますが、「ダメ」とことごとく申請却下され中。

 この6ヶ月で周った国は、計14カ国。 その内ジンバブエは、去年『ケムケム号』で行ったから今回は僅か数時間の滞在のみだったけど。 首都ハラレなんて、便所タイムに寄っただけ。
 でも、6ヶ月で14カ国と言うことは、1ヶ月で2カ国ペースで旅行している計算になる。 超はえー、俺。 このペースで行くと、日本まであと1年半から2年で辿り着けるぜ。 超おせー、俺。

 ここで緊急速報。 日本に帰ったら、日本列島縦断旅行します。 香港から台湾に船で渡って、台湾から船で沖縄上陸。 尖閣諸島を観光した後は北上して、東京から船で小笠原諸島に行きたい。 そんで、フィニッシュは北海道でカニを食って昇天というコース。

 もちろん、5年で3,000万円貯めるが為に本帰国を決意したのは忘れてないよ。
 ちょっと面倒くさくなってるのは認めるけど。 あと、日本が近づくほど「日本に順応出来るのか?」ドキドキしていることも認める。 ちょっとジャパンが怖い。

旅の出費(2人分)
ビール: 8ポンド
お土産: 6ポンド
食費: 21.05ポンド
宿代(1泊分): 18ポンド
インターネット: 12ポンド
合計: 65.05ポンド(約1,300円)

カイロ・タラアトハルブ広場
2006年7月18日(火)
不健康な感じ

 本を読んでいたら、知らぬ間に朝6時半。
 それなのに今日は昼12時過ぎに起きたから、寝不足全開。 鏡を見たら、目の下にクマが出来ていた。
 不健康だ。

 毎日不規則な生活をしてる割に、これまで大きな病気をしたことがない。
 ケープタウンを発ってから、体調がヤバかったのはルワンダでの1回くらいだ。 四駆で旅行した時も、1回頭が痛くなったくらい。
 でも、人生に一度だけ入院したことがある。
 20才か21才の時に、タイ・バンコクで数日間入院した。 病名は『栄養失調』。 当時、俺は金が無いから家賃3,000円のアパートに住んで、食事は毎日2食、しかもカオパッド(炒飯)とカオマンガイ(鶏肉が載ったご飯)の2品だけをローテーションで数ヶ月間生活していた。 タイ料理に興味がないから、知っているタイ料理がこれしかなかったというのもある。
 そしたら、数ヵ月後に喉の奥に何やら出来物ができた。 それが段々大きくなり、ついにはツバを飲み込むことさえ出来なくなった。 ジュースさえ飲めないくらいだから、当然飯など食えない。
 バンコク病院に行って診察をすると、日本語ペラペラの医者に「栄養失調ですね」と一言。 点滴をしながら入院する羽目になってしまった。
 バンコク病院では個室(VIPルーム)に入院。 毎朝、朝日新聞の朝刊を持ってきてくれるし、TVではNHKが観れるし、ようやく食事が出来るようになってくると「食事はタイ料理にしますか? 日本料理にしますか? コンチネンタルにしますか?」と看護婦さんが聞きにくる。
 ちなみに入院費用は30万円以上。 保険に入っておいた方がいいよ。

 今は無保険旅行者だから、病気はおろか盗難にすら遭えない身だけど、いつの日かもう一度入院してみたい。 栄養失調以外の病気で。

 お昼に起きた後は、ずーっと『桃鉄』三昧。

旅の出費(2人分)
タバコ: 8ポンド
ビール: 8ポンド
食費: 11.5ポンド
合計: 27.5ポンド(約550円)

カイロ・中央駅
2006年7月19日(水)
荷物減らしの術

 日本に荷物を送った。 他人が見たらガラクタのような物ばかりだけど。
 各国で集めたビールのラベル、コイン、CDの他、イエメンで買ったジャンビア香水(香水の容器がジャンビア型)、パシュミナなど。
 本当はセーターなども送りたかったのだが、これからヨーロッパが冬に入っていくことを考えて、結局このまま持ち歩くことに。 あまり荷物が減っていない気もするが、ドイツからスーツケースも合流するし、今の2倍くらいは荷物を持てるはずだ、ガハハ!

 イスラエル軍がレバノン侵攻したらしく、レバノン観光は絶望的となった。 首都ベイルートも爆撃されてるそうだし、シリアとかにも飛び火しなければいいけど・・・
 毎日、中東の24時間報道TV『アルジャジーラ』で中東情勢をチェック中。

 写真は、カイロ中央駅。 郵便局は隣にある。

旅の出費(2人分)
地下鉄: 4ポンド
ビール: 8ポンド
雑費: 62.3ポンド
食費: 11.55ポンド
荷物送料: 145ポンド
宿代(2泊分): 36ポンド
インターネット: 12ポンド
合計: 278.85ポンド(約5,590円)

ドラマの撮影をしたホテル
2006年7月20日(木)
芸能界デビュー

 今日のボクチンのスケジュールは、ドラマの撮影でぎっしり。
 5ッ星ホテル(写真)で、エジプトのドラマ撮影があり、それにエキストラとして出演。 そしてお小遣いを貰っちゃおうという企画。

 こりゃ、エジプトの美人女優とお近づきになるチャンス!と、「エジプトで一番綺麗な女優はどこにいる?!」と聞くと、ある女性を指差された。
 おー! ・・・ん? あいつ?
 尻のデカさが阿蘇山くらいあるババアが、椅子にデーンとふんぞり返っている。
 そしていきなり裏ピース。 むむ? 俺を暗に誘ってる合図か?と思ってドキドキしていると、付き人がすかさずタバコを取り出し指と指の間に挟んだ。
 コイツは大物だ! でも、思い出したけど俺が会いたいのは大物ババアではなーい! 美人女優だ! それなのに、皆は全員この大物ババアを指差す。
 「The most beautiful actress in Egypt だぞ」と再確認するが、やはり大物ババアを指差し「イエース! あの女優がエジプトでは too much 有名だ! そして、一番綺麗な女優でもある。 25年前はな」とほざきやがった。
 ・・・今は面影すらねーよ。

 我々日本人の役は、エジプトにツアー旅行で来た観光客。 1泊9ポンド(約180円)のカイロ最安ホテルに泊まっている俺らが、5ッ星の宿泊客の役になるという時点で既に無理が発生しているが、そこら辺はエジプトなんで・・・
 スタンバイ6時間、撮影15分で今日の仕事は終了。
 ツアーガイド役の俳優と一緒にプールサイドに向かって歩く我々。 我々はプールサイドの椅子に腰掛け、会話はおろか物音すら立ててはいけない。
 それって不自然じゃね? 明らかにプールに来る格好じゃねーしな。
 仕事はこれだけ。
 そして報酬は100ポンド(約2,000円)。

 エジプトで超有名な主演女優のババアの顔面どアップ写真を撮りたかったのだが、最初のチャンスを逃したら全くもって2度目のチャンスは巡ってこなかった。

旅の出費(2人分)
食費: 8.25ポンド
合計: 8.25ポンド(約160円)

フレーム
2006年7月21日(金)
北上開始

 ついに明日カイロを出ます!
 結局カイロにダラダラと1ヶ月もいてしまった。 ナイロビの二の舞だ。 でも、結構エジプト国内を観光したから許す。

 どこに行くか?と言うと、シナイ半島は恋の町ダハブ(Dahab)。 スキューバダイビングで有名なダハブがなぜ恋の町と呼ばれているかは不明だが、ダハブから来た旅行者が皆そう言ってた。
 ついに俺も・・・

 そういえば、アフリカ大陸縦断に区切りを付けるためにも、ナイル川が地中海に流れ込むところを見るか、スエズ運河を見るか迷っていたけど、結局どっちも面倒くせーと言うことで中止。
 もう“区切り”とか、どーでもいい。 暑いから動くのだるい。

旅の出費(2人分)
食費: 15.85ポンド
インターネット: 12ポンド
バス代(カイロ→ダハブ): 150ポンド
合計: 177.85ポンド(約3,560円)

シェア飯 in サファリ・ホテル (C)えなりかずき
2006年7月22日(土)
カイロ最終日

 今日がカイロ最終日。
 散々に散らかしていた荷物をまとめて荷造りをする。 前まではバックパックに入りきらないほどの荷物を持っていたが、カイロから荷物を送ったので今回はばっちり。 でも重さは前回よりアップしていて、背負ったら重さで足がプルプルしてしまった。
 こんなんで旅行を続けられるのでしょうか?

 カイロ最後のシェア飯は、ワカメご飯と、タロイモの煮付け(写真)。
 シェア飯とは、宿にいる料理大将が宿泊者の皆の為に夕食を作ってくれること。 カイロでは毎日安くて美味しい料理をご馳走になりました。

 夜11時半、皆に見送られてホテルを出発。 一路シナイ半島のダハブを目指す。

旅の出費(2人分)
タバコ: 44ポンド
ビール: 12ポンド
食費: 18.2ポンド
タクシー: 5ポンド
インターネット: 6ポンド
合計: 85.2ポンド(約1,710円)

ダハブの海
2006年7月23日(日)
シナイ半島で海

 朝10時半ごろ、ダハブに到着。
 砂漠の岩だらけの景色からは、ここにマリーン・リゾート地があるとは想像もつかない。 ところが、海沿いを歩いてみるとタイのサムイ島のようなプーケットのようなリゾート地になっていた。
 海の向こうには薄っすらとサウジアラビアが見える。

 しっかし、とにかく暑〜い!!
 泊まることにした宿も、ファンしかなくて辛い・・・ エアコン付きに泊まりたーい!! 殺人的な暑さの中、昼寝を試みるが汗びっしょりで目が覚めた。 死ぬ。
 今まで各地のベストシーズンを旅行して来れたが、エジプトで季節が狂いだした。 7、8月にエジプト旅行は止めた方がいいですよー!!
 とにかくイエメンの首都サナアの気候が恋しくて堪らない。 暑くもなく寒くもなく適温適度なサナアに戻りてー。

 ダハブでは、ケニアのナイロビで会い、カイロで再会したとーる君たちとも再び再会。
 宿には韓国人と日本人がうじゃうじゃいる。

旅の出費(2人分)
タクシー: 2ポンド
ビール: 30ポンド
外食代: 31ポンド
ジュース: 10.5ポンド
合計: 73.5ポンド(約1,470円)





  Copyright © 2004- Yuzurand All Rights Reserved