
徒然日記49
| 内戦の準備は万全のムガベ |
6月15日(日)の夕方6時からNHK教育テレビでやってた『日曜フォーラム「アフリカの発展とアジアの成長経験」』という番組がなかなか面白かった。
横浜であったフォーラムを録画したものを放送していたのだが、事前に知っていれば行きたかったな・・・
司会は緒方貞子さん、パネリストはアフリカ開発銀行グループ総裁、タンザニア大統領、モザンビーク前大統領、エチオピア首相の4人。
ちなみに、エチオピア首相のメレス・ゼナウィは『2007世界最悪の独裁者ランキング』で確か14位にランクインしていたはずだ。
彼が何をやったか?って・・・エリトリアとの戦争で多大の犠牲者を出している上に、ソマリア侵略を決めたのも彼だ。 相手のエリトリアの大統領は、『世界最悪の独裁者ランキング』で12位だったはず。
まぁ、ハゲのおっさんですよ。
緒方さん以外、全員ハゲだったけど。
マクロ経済に興味がある人であれば、なかなか面白いディスカッションであった。
アフリカ開発銀行グループ総裁の、アジアとアフリカの経済発展の違いを比較する話は面白かった。
エチオピアのゼナウィ首相の話は・・・なんかピントがずれていて、微妙だった。
『グローバリゼーションの中のアフリカ経済』という議題は、緒方さんが「時間がないから、また今度ね」とバッサリ切ってしまったのが残念。 この議題に対するアフリカ各国首相陣の考え方を聞いてみたかった。
フォーラム参加者からの質問コーナーで、「日本では、国内問題が山積みの状態なのにODAに金を使うのはどうなのか?と、反対の意見が多く出てくるようになりましたが、それについてどう思いますか?」という質問があった。
エチオピアの独裁者ゼナウィ首相の答えは・・・
「援助とは投資です。 ただ、投資でも5年、10年のスパンではなく、もっと長い目で見なければならないということです。 それでも、投資しなければ何のリターンも生まれません。 リターンが欲しければ投資するしかないのです」だって・・・
俺は、「今、俺たちに金を使わなきゃ、将来的に何の分け前もやらないぞ」と受け取ったのだが、どうなんでしょう?
態度でかくね?
ちなみに、この質問以外の質問は全てカットされており、アナウンサーが「非常に厳しい質問が多く出て、アフリカ首脳陣の顔つきも険しくなっておりますが・・・」と言っていた。
その『厳しい質問』と返答を聞きたかった。
ジンバブエの独裁者ムガベの基調講演とかあったらベストでした・・・ 金を払ってでも聴きに行ってたな。
だって面白そうじゃね?
そのジンバブエですが、労働組合(ZIBAWU)が賃金の800%引き上げを求めて1週間以内にストライキに入るみたいです。
まぁ、簡単に言えば「給料を8倍に上げろ!」ってことですね。
ただ・・・インフレ率が150万%だから・・・意味がない。
インフレとは、ようは物価が上がることだ。 1年で物価が1万5千倍上がるわけだから、去年は100円で買えていたジュースが、今年には150万円になっている。
給料が8倍上がったところでねぇー。
ZIBAWUの事務総長は、5月分の給料を前月比499%(5倍)にすることで会社側と合意したと発表。
すでに6月分の給料増額の交渉を開始したとも言っている。
ジンバブエの銀行員で、最も安い月給は170億Zドル。
貰っている人だと1700億Zドルらしい。 今の為替レートが幾らか分からないから、この1700億Zドルが一体幾らなのか分からん!
10日以上前のレートで計算しても、5千円くらいか?
この前の3月29日に行なわれた総選挙だが、なんだかんだあって、この6月27日に決選投票が行なわれることになった。
総選挙で、どちらか一方の得票率が50%を超えていない場合は、改めて決選投票を行なうルールになっていたのだが、最初の発表では野党の党首が50%以上の得票率で勝っていたはずだけどな・・・
おかしいな。
この近々行なわれる決選投票に向けて、ムガベ君がコメントを発表しました。
「この国が反逆者たち(野党のこと)に乗っ取られるなら・・・我々は祖国を守るために戦争する用意が出来ている」
「野党党首は白人の操り人形である」
「我が国は、二度と直接的にも間接的にも白人の支配下に置かれることはないだろう」
「この国から白人はいなくなった」
ムガベの弾圧に対して抗議の電話をしてきたイギリスのブラウン首相に対しては・・・
「ブラウンは我々の国内問題に干渉し続けている。 まるで我々がイギリスの永久的な植民地であるかのように・・・」
巧妙にジンバブエの民族主義者たちの愛国心をくすぐる発言で、騙される馬鹿も多いみたい。
ムガベ政権も、言ってみれば排外主義の極右政権ですね。 |
 
|