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徒然日記47


ジンバブエドル崩壊
 ムム?! いつもジンバブエ・ドルのレートを調べているサイトで、レートが出なくなった。

 調べようと思って、ジンバブエ準備銀行の公式HPに飛ぼうと思ったら、HP自体がなくなっていた・・・

 ジンバブエのニュース・サイトで調べてみたら、つい数日前にジンバブエ・ドルが『クラッシュした』と報道されていた。
 ん? 崩壊した?!

 『The Old Mutual implied rate』という、ビジネス指標になる民間会社の発表するレートによると・・・
 6月2日(月)の終値が、1USドル=9億6748万Zドルだったのが、
 翌3日(火)の終値は、1USドル=17億4690万Zドルと、わずか1日ですごいことになった様子。
 その次の4日(水)の終値は、1USドル=30億470万Zドルと連日100%近い下落で崩壊したらしい。

 5億Zドル札に、200円の価値があったのはついこの数週間前の話。 もうそろそろ、価値10円を切りそうな勢いです。

 USドルの需要に供給が追いつかないようで、ジンバブエ国内では銀行にも政府にもUSドルがないみたい。
 そんなわけで、先週にジンバブエ・ドルは崩壊したみたいよ。
 情報が少な過ぎて、まだはっきりとした真相は分からないけど。

 ジンバブエ・ドル札を印刷するのに掛かるコストの方が、お札の価値よりも高いので、お札を発行すればするほど赤字で、自分の首を絞めちゃってるそうだ。
 あるニュース報道によると、ドイツの会社が17億Zドル札の印刷を受注したらしいけど、なんで中途半端に『17』なんだろ?
 でも、大きな額のお札を発行すればするほど、心理的にもジンバブエ・ドルの下落に拍車を掛けそうな気がするんだけど、そこら辺をジンバブエのお偉いさんたちはどう考えてるんでしょう?

 6月7日の報道によれば、ジンバブエ国内では一般人もジンバブエ・ドルを拒絶しているみたい。
 「お支払いはジンバブエ・ドル以外で」ということらしい。
 物々交換(料理油など)か、外貨での支払いを強要する個人商店がほとんどだそうだ。

 インフレ率がついに170万%に達成したようですし・・・
 ジンバブエ経済は完全に崩壊してますね。


 今と去年では比較にならないくらい崩壊のスピードが早いジンバブエだが、ちょっと気になる去年のニュースをご紹介。

 去年の独裁者ムガベの誕生日パーティーでは、120万USドル(約1億2千万円)の予算が計上されたそうな。

 これぞ独裁者の鏡!
 失業率80%、国民の50%は1日105円以下で生活している国にあって、自分の誕生日には1億円以上を使う神経・・・
 ぶっ飛んでますね。


 そんな独裁者をサポートしているのが、政党ZANU-PFの少年民兵たちと、退役軍人のジジイ集団だ。
 先週の火曜日、アメリカとイギリスの外交官が乗った車が襲撃された事件では、ジンバブエ警察が外交官たちの乗った車のタイヤを切り裂いた後に、退役軍人のジジイたちが車を燃やしている。

 白人の植民地から武力闘争でジンバブエを解放した元ゲリラとして、ムガベは未だにアフリカ黒人の民族主義者たちの間でカリスマ性を持っている証ですね。
 つい数十年前までは、アフリカの中で最も成功した経済システムを持っている『アフリカの優等生』だったジンバブエをここまで崩壊させたのも、またムガベであるのに・・・

 ただ、ムガベは「国民がこんなに貧しいのは欧米などの白人どもが経済制裁をしているせいだ」と煽ることで黒人対白人の図式に持っていけば、民族主義者たちが「こんなに貧しいのは白人のせいだ! ムガベは我々のヒーロー!」ということで簡単に騙せる。
 他にも部族対立とか若干は関係あるものの、やはり昔のイメージでムガベを見てしまうと確かにアフリカ人にとってはカリスマ指導者のままなのでしょう。

 2000年ごろから、ムガベは昔のムガベではなくなっているんだけどね。




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