
徒然日記44
| パイレーツ・オブ・ソマリ |
最近のTVニュースでよく“アフリカ特集”をやっていた。
横浜で『アフリカ何ちゃら会議』なるものをやっていたみたいで、福田首相が3日間ホテルに泊り込んで、アフリカ40カ国の首脳と15分間ずつマラソン会談をするってTVでやってて笑ろた。
そんなわけで、横浜はアフリカ一色だったらしいですよ。
ドタキャンだらけだったり、数人来るつもりだったのが数十人来ちゃったり、乗っているはずの飛行機に乗っていなかったり、自由気ままな感じでやってたみたい。
日本の外務省にしたら、「参加国が見込みより10カ国多い」って大変だったらしいけど。
それ、どういうこと?
サントメ・プリンシペの大統領なんて、日本に向かっている途中に不信任決議案が提出されちゃって、そのまま引き返したらしい。
ギニアでも、兵士が何年にも及ぶ賃金未払いを理由に反乱を起こして大変だったらしい。
で、ジンバブエからは誰が来ていたのか?気になって色々と調べてみたが、どうやら独裁者ムガベではなく外相が来てたらしい。
チェッ、ムガベが来てたら横浜まで行ったのに。
でも、独裁者ムガベもアジアに来てるっぽいけどね。 チラッとジンバブエの情報サイトに出ていたが、その理由が「実はムガベはガンで、手術のためにマレーシアに行った」とか信憑性が疑わしい。
インドと中国が資源争奪戦で、アフリカとの関係強化で援助合戦をやっていた中、ようやく日本も参戦したみたいね。
『援助』って言ってるけど、あれは資源争奪戦ですよ。
ちなみにインドの場合、アフリカにおける印橋の影響力は歴史的に華僑よりも強い。
ウガンダの独裁者アミンが、国内のインド人を追い出したら一気にウガンダ経済が崩壊していったほど、インド人が経済に食い込んでいる国も多い。
南アフリカに留学していたインド独立の父ガンジーが、人種差別に遭って強烈なショックを受けたことがきっかけになって独立運動を決意しているのも、インドとアフリカの意外な関係だ。 ガンジーは、南アフリカで印橋の権利回復運動を起こしているが、それが後のインド独立運動に繋がっている。
今もアフリカに日本の中古車を輸入するビジネスをやっているのは、印橋が多い気がする。
でも最近は、華僑の進出の方が目立ってますね。
レソト王国は、なぜか繊維業を営む華僑が非常に多い。 俺も首都マセルから国境まで車で走った時に、中華系の工場が多いことに驚いた記憶がある。 ついでに言えば、在レソト中国大使館の建物は『The
中国』という造りで中華レストランと間違えるほどだ。
モザンビークのビックリするくらい山奥にも、『China Shop』が進出していて驚いた。
ナイジェリアでは3年くらい前に、「増え過ぎ」という理由で華僑が殺害されている。
ケープタウンのグリーンポイント・スタジアム周辺で開かれるサンデー・マーケットで売られている木彫りの象とか、木彫りのキリンとか、実は中国製だし。 売っている黒人いわく、「ビジネスだから仕方ねぇ。 だって中国製の方が安いんだもん」と言っていた。
中国で、ラーメンマンの格好をしたおっさんが毒ギョーザを食いながら、「ゾウさん作るあるよ!」と象とかキリンを作っているのだ。 おっさんの持っている象やキリンの知識など北京動物園で見かけた程度で、「美味しそうだな・・・」と思ったくらいでしょ?(全て俺のイメージ)
それを「アフリカ土産!」と言って買って行く観光客・・・
俺もその一人です。
アフリカとの輸出入総額は、中国が730億USドルに対して、日本は260億USドルだって。 3倍近い差があるけど、中国の場合はアフリカに大量の武器を輸出してるから、単純な比較は難しいと思うけど。
日本はインドと中国を相手に資源争奪戦に勝てるんでしょうか?
ちなみに、日本で行なわれたアフリカ何ちゃら会議のニュースは、アフリカではほとんど報道されていなかった。
『日本がアフリカに米を援助』くらいしか記事になっていなかった。
それよりも、ソマリアの海賊が大暴れしている方が大きなニュースになっていた。 去年1年間で襲われた船は25隻、先週だけで2隻のタンカーが襲われたらしい。
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』は大ヒットしたが、『パイレーツ・オブ・ソマリ』はリアルに深刻過ぎて娯楽映画としてはヒットしないと思う。 いくらジョニー・デップが主演をやっても一緒だと思うし、そもそもジョニー・デップはオファーを断ると思う。
ドクロの旗をなびかせて、剣で武装した海賊のイメージはどこにいったのか? パイレーツ・オブ・ソマリは、ロケットランチャーで武装しているらしいです。
R18指定は確実だ。
完全に無法地帯・・・
だが、海賊が我がもの顔でいるわけではない。 陸に上がった海賊にも天敵がいたのだ。
5月のニュースになるが、「イスラーム武装勢力が、ソマリアの首都モガディシュの北450kmのところにあるホビョ港で海賊を襲撃した。 この戦闘で、少なくとも6人が死亡。 イスラーム武装勢力側は2人が死亡した」だって。
リアル北斗の拳・・・
海賊も襲われるんですよ?! なんでもあり状態。
国連に宣戦布告して、アメリカ軍主体の国連軍と戦闘に入り、『モガディシュの戦い』で世界最強と言われるアメリカ陸軍特殊部隊『グリーンベレー・デルタフォース』、アメリカ海軍特殊部隊『シールズ』、アメリカ空軍特別戦術航空隊『STS』の合同特殊部隊に事実上勝ったアイディード派。
アイディード派も、この戦いで1000人くらい死んでるけど。
作戦失敗のショックでアメリカ軍が撤退し、アイディード将軍は調子に乗って『ソマリア大統領』を宣言したが、速攻で暗殺された。
世界最強のアメリカ軍特殊部隊を相手に戦った人でもこれですからねぇー。
やっぱリアル北斗の拳・・・
ちなみに、今のアイディード派のボスはアイディード将軍の息子のアイディードさん。
アイディード派の他にも、モハメド派とか、アリ・アト派とか、武装勢力が20くらいあるんだよねぇー。 その軍閥同士が、連合を作ってる。
日本の戦国時代と一緒ですよ。
皆、目指しているのはただ一つ!
『全国制覇!』
ちょっと、この写真を見てみて⇒『World News』
この半端なく怖ぇーお兄さんたちに絡まれるよりは、ヤクザの事務所にピンポン・ダッシュした方がマシ。
渋谷とかでこんなお兄さんたちに会ったら、ちびっちゃうかも。
最近はエチオピア軍がソマリアに侵攻して、イスラーム原理主義勢力『イスラーム法廷会議』をほぼ制圧して、ソマリアを統一しつつあるみたいだけど。
一時期、『イスラーム法廷会議』が全国制覇を遂げそうな勢いだったんだけど、黙って見ていられなかったエチオピア軍が軍事介入してきて空爆されたり、戦車部隊を送り込んだりされて、今は『法廷会議』も領土を激減させている。
ちなみに、エチオピアのソマリア侵攻は明らかに侵略戦争だと思うが、相手がイスラーム原理主義のせいか世界は黙認。
エチオピアのバックにはアメリカとイギリスがちらついてる。
侵略者であるエチオピア軍とは別に、AU(アフリカ連合)の平和維持軍も展開しているんだけど、『イスラーム法廷会議』の武装組織『アル・シャハブ』に攻撃されてよく交戦状態になってますね。
その時の映像はこちら・・・ 解説者の英語がアラビア訛り強すぎで、何を言ってるのか聞き取り辛い。
ちなみに、ソマリアに展開しているAUの平和維持軍は、ウガンダ軍1,600人とブルンジ軍600人だって。
どっちも微妙すぎる・・・
そもそも、どっちの国も平和じゃねーし。
ソマリアの平和維持の前に、自国を平和にしようぜ。
ウガンダは北部に『主の抵抗軍』というカルト系武装勢力がいる。
キリスト教系の組織なんだけど、『十戒復活運動』というのをやってる。
これは、聖書の十戒ですね。
「盗んではならない」とか、「殺してはならない」とか、「姦淫してはならない」とか十か条からなる法律だが、これをウガンダに復活させようという素晴らしい運動だ。
その運動を広めるために、『主の抵抗軍』はウガンダで村々を襲撃して、村人を殺し、子供を誘拐し(洗脳して少年兵に育て上げる)、女を犯してるわけ。
・・・・・ダメダメじゃん
戦力的には大したことないんだけど、ゲリラだから神出鬼没で、ウガンダ政府も未だに壊滅できていない。
どうやら、『主の抵抗軍』の基地はスーダンにあるみたいだし。
ブルンジもなぁー・・・
ブルンジ自体に国連平和維持軍が展開しているのに、そのブルンジがソマリアに平和維持軍を送るのっておかしくないですか?
ちなみに、ブルンジに展開している国連軍は、ケニア軍、南アフリカ軍、中国人民解放軍、ザンビア軍、ネパール軍、パキスタン軍、スリランカ軍、コスタリカ軍、タイ軍などなど・・・
お前んとこの方が、いっぱい来てるし。
『ルワンダ大虐殺』っていうけど、実はルワンダとブルンジなんて大した違いがない(民族構成は一緒だ)から、同時期にブルンジでも虐殺は起きてる。
その虐殺に加担していたフツ族の過激派が未だにいるのだ。
ブルンジの国連事務所に治安を聞きに行ったら、ブバンザ地域周辺で『FNLルワサ派』が戦闘活動をしているらしい。
夜間外出禁止令も発動中。
日本は平和でいいね。
自分でソマリアの最新ニュースを調べたい人は下記のサイトをどうぞ。
・『Somalia News』
・『BBCSomali.com』
・『Al Jazeera』 |
 
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