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徒然日記35


ブツブツ
 先週、2億5000万ジンバブエ・ドル札が発行されたが、そのわずか1週間後の今週火曜日(5月16日)、ジンバブエ準備銀行(日本銀行みたいなもん)は5億Zドル札を発表!!
 いやー、1億Zドル札が出るんじゃないか?って予想していたけど、いきなり5億Zドル札ですか!?
 といっても、200円くらいの価値だけど・・・

 この5億Zドル札1枚で、パンが2斤も!買えるらしい。

 この5億Zドル札の発表と同時に、ジンバブエ準備銀行は『特別農業用小切手』(←直訳)も発表。
 額面は50億Zドル、250億Zドル、500億Zドルだ!
 これは、農家が作物を卸業者に販売した時に、とんでもない量のお札を持って帰らないといけない(車がいるくらい)のを助けるためだそうだ。

 ちなみに、俺が持っている50Zドル札(約0.00005円相当)はどうなるんだろう・・・ ある意味、レア?
 普通、お札のコピーを取ったら複製しないように【見本】って入れるけど、これは必要ないかな?と思ってそのまま載せてみた。
 だって、0.00005円だよ。 1回のコピー代の方が高い。
 お札の絵が『岩』って時点で終わってるけど。

 さらにさらに、先週ジンバブエ準備銀行はバーター取引を導入したことを発表!!
 ついに出たバーター取引・・・
 これは、ようするに物々交換のことである。

 簡単に説明すると・・・
 俺がジンバブエに車を100万円で売りつけたとしよう。
 当然、売ったからにはお金を払ってもらわないといけないのだが、ジンバブエには外貨がない。
 「車を100万円で買ったけど、100万円分のUSドルを持っていないから、100万円分のジンバブエ・ドルで・・・1兆7824億Zドルで払ってもいいですか?」と言われたところで、俺からしたらそんなクソ通貨なんていらねーから断るに決まっている。
 そもそも、通常の国際取引ではUSドル建、ユーロ建が一般的だし。
 そこで、「100万円をお金としては払えないけど、代わりにジンバブエ国内の土地や株を100万円分差し上げます」というわけだ。

 ちなみに、バーター取引の対象になるのは『ジンバブエの戦略物資』に限るそうだ。
 『戦略物質』と聞くと凄そうなイメージを抱くが・・・料理油、塩、肥料、セメント、燃料、農業設備など普通の品々。
 これらの商品をジンバブエに売れば、代わりに土地や株を貰えちゃうのだ!

 これは投資するしかないんじゃないですか?!

 不動産に関しては何も言っていないが、ロンドンに本拠地を置く投資会社Investec Asset Managementのアナリストによれば、ジンバブエ株は面白いらしいよ。
 経済システムが完全崩壊のジンバブエで、唯一崩壊していないのが株式市場だそうだ!
 過去1年間で、ジンバブエ証券取引所の株価指数は39000%上昇しているんだって。 もちろんジンバブエ・ドルが下落しているから実際の価値は3万9千%上がっているわけではないが、アナリストに言わせれば将来的に巨額の利益を得る“可能性もある”そうだ。

 リスクが怖過ぎて、金が余っていないと出来ないけどな・・・


 実は、日本で全く報道されていないが、ジンバブエの国内事情はかなり危機的な様子だ。

 大統領選挙後の混乱で、負けた独裁者ムガベが率いるZANU-PFの民兵たちが、勝った野党MDCの支持者たちを拉致誘拐して拷問の上処刑しているそうだ。

 先月、ジンバブエの各キリスト教団体は共同声明で「もしジンバブエ国民を助ける為に世界が何らかのアクションがおこさなければ、我々は近々ルワンダやブルンジで経験されたの同様の大量殺戮を目撃することになるだろう」と警告を発している。
 人権団体アムネスティ・インターナショナルも、「ジンバブエ国内の暴力行為は危機的状況にある」と懸念を示している。

 既に地方は民兵に焼き討ちされた村々で深刻な食糧危機に直面しており、逃げ出した難民が隣接するザンビアやボツワナに流入している。
 ボツワナ政府は最近、ジンバブエ難民のための難民キャンプを設置したが、政府はボツワナ国営メディアに難民の惨状を報道するように命令した。
 裏には、ボツワナ政府は増加する難民の流入にいらだっており、メディアで広く公表することによって国際的なサポートを得たい思惑があるとみられている。

 こんな状態なのに、日本では報道されないのはなぜだろう?
 ルワンダ大虐殺の時のように、現在進行形で進みつつある事件を黙殺(一般の人には知る機会さえない)するのだろうか?
 ビルマや中国の地震報道は別にして、芸能界のくだらないニュースの一つを流すちょっとした時間にすら報道出来ないんだろうか?
 日本では、たかだか暗黒大陸の黒人ごときが独裁者ムガベの民兵に拷問にかけられて殺されているよりも、元モー娘。の加護ちゃん復帰の方が報道する価値があるようだ。


 今、ジンバブエ人は、国内にいても、外国にいても散々なようである。 逃げていった先の南アフリカでは、ジンバブエ人などの外国人を標的にした襲撃事件が拡大し、大変なことになっている。

 ヨハネスブルグのアレクサンドラ地区が無法地帯になっている。
 外国人を狙った襲撃事件が深刻化しており、政府はアレクサンドラ地区に軍を投入することを検討している。
 ジンバブエなどから流入してきた不法入国者が、地域の人口過剰と失業の原因になっているとして、アレクサンドラの住民たちが外国人を襲撃している。
 先週末だけで、暴徒化した住民が少なくとも40人を襲撃、2人を殺害している。 状況を踏まえて、今週月曜日に警察は500人の警察官を動員して地区内に配備した。
 しかし、火曜日の夜には14才の少年を含む3人が射殺、または刺殺されている。 また、今週に入ってから4人がレイプされたとの通報があった。
 この一連の騒動で、150人ほどが襲われて負傷している模様。

 ジンバブエ人たちは、「これではジンバブエに戻った方がマシ」と発言している。




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