
徒然日記32
| 気付いたら半年 |
気が付いたら、日本に帰国して半年が過ぎていた。
アッという間である。
もともと時間の感覚が欠落していたが、自分が思っている以上に月日が経つのが早過ぎて「これって・・・年を取った証拠なのかしら?」と、若干の恐怖すら覚える。
「日本が窮屈で、また海外に出たくならないか?」とか聞かれることもあるし、実際に海外に長期で行っていた人が日本に帰って来ると、また直ぐに海外に出たくなる場合が多いらしいが、俺はと言えば・・・特にそんなこともない。
帰ってきたら帰ってきたで、また出るのが面倒くさい。
何となくポケーっと「北の某国に行って、黄金の将軍様の像を見てみたい・・・」と思う程度だが、具体性を帯びた目標ではなく、あくまでも希望である。
しかも、わざわざ出向くのが面倒臭いので、将軍様の方から出向いてくれないかな?とすら思う。 ただ、本物が来られても困るし、黄金像が家に来られても迷惑だが・・・
かと言って、特にこれといって日本ライフをエンジョイしているわけでもない。 最近でいえば、つい先日に深夜の新橋(渋いだろ?)を千鳥足で歩いている時に自称・占い師の女にナンパされて壺を買わされそうになった、とかそんな程度である。
大抵の帰国子女も感じるであろう若干のアウェイ感は日本で感じつつも、今まで10年間の海外生活がずっとアウェイだったので、社会と自分の間に若干のズレがあっても特にこれといった疎外感は感じない。
逆に、『よそ者』としてのポジションが、これまた俺には居心地の良いポジションだったのだ。
もちろん、これから仕事を始めるなりして、何かしらの組織に属さなければいけなくなったら『よそ者』ではいられなくなるから、別な感想を抱くかも知れないけど。
帰国してから知り合った人と話をしていると、大抵は会話の中で「今、何をしているの?」と聞かれる。
「無職」と答えると、引かれる。 「3年半以上全く働いてないかな〜?」と答えると、もっと引かれる。
大抵の場合、「えっ! 引きこもり?!」と言われるが、いちいち俺の過去を説明するのも面倒くさいし、話しが長くなるので、あえて『引きこもり』キャラを否定しない。
で、気付いてみたら帰国後は新たな友達が一人も増えていないという衝撃的&どーでもいい事実があった。
ここは、本当に『引きこもり』と思われてしまう前に、積極的に飲み会を開催して日本社交界(?)に華々しくデビューし、友人関係を構築した方がいいのだろうか?とも思うが、俺が思い付く飲み会といえば『独裁者ムガベを呪う会』とか、『Myペニスケースを持ち寄って自慢し合う会』とか、『回転する黄金のバシュ像を惜しむ会』程度で、KAT-TUNにキャーキャー言う女の子たちと話が合うか?は微妙である。
KAT-TUNにはキャーキャー言う愛情を、俺がインドネシアでホモにちんちんを咥えられてしまった事故の話にも注いで欲しいものだが、若干ニュアンスの違うキャーキャーか、目を合わせてくれなくなるかのどちらかである。
若干だが、会話の中で“一般的な日本人”との次元の違いに気付いてきた今日この頃である。
次元が違うので、当然ながらツボも違い(新橋で買わされそうになったツボではない)、俺的には笑い話のはずが完全にドン引きされて終わる場合もあり、アウェイ感丸出しである。
これがアウェイの洗礼ってやつですか?
最近、日記のくせにジンバブエか南アフリカの話題しかしていないのも、別に海外が恋しくなったからではない。 槍を持って無意味にジャンプしていたあの頃が懐かしくなったわけでもない。 薄暗い部屋の中で、買って来たペニスケースを試しに装着してみたら、入ったはいいが取れなくなって一人でパニクっていたあの頃にセンチな気分を抱いているわけでもない。
どうせ、『さっきオイラが食べたプリンの話♪』とか書いても、10割の人にとって死ぬほどどーでもいいことだろうし、チベットやミャンマーの話題なんてテレビやネットに腐るほど出ているからそっちを読めばいいだけの話だ。
その点、アフリカのネタはそもそもが日本であまりニュースにならないし、アフリカ自体がネタの宝庫なのである。
せっかくなので、最新のジンバブエ&南アフリカ情報を書いて日記を終わろう。
女の子をワインバーに連れて行って口説きながらサラッと『独裁者ムガベの話題』で女の子をメロメロにさせてやろうとか、飲み会の席で『南アフリカでATM爆破が流行ってる話題』で女の子たちの熱視線を一身に集めてやろうと思っている人は、それが全くの逆効果にしかならないことだけは覚えておいた方がいい。
はっきり言ってしまえば、知っておいて無意味な話題である。
ジンバブエ・ドル(以下、Zドル)の下落が止まらない。
無価値なZドルよりも、価値のあるUSドルを手に入れたい銀行とディーラーの間でUSドル争奪戦が行なわれており、USドルの現金不足が拍車をかけている。
ちなみに、独裁者ムガベのせいでジンバブエはアメリカやヨーロッパから経済制裁を受けており、ただでさえUSドルが手に入らない状況だ。
キングダム銀行は、1USドルを2億5000万Zドルで売っているし、他の銀行も軒並み1USドル=2億Zドルを超える取引をしている。
前も書いたが、俺がジンバブエを車で旅行した2005年(3年前)は、1USドル=25,000Zドル(正規レート)であった。
2005年: 1USドル=25,000Zドル
↓
2008年: 1USドル=250,000,000Zドル |
わずか3年足らずで・・・
今後、ジンバブエのインフレ率は400000%を超えると予想され、腐れZドルの下落に益々拍車がかかる模様だ。
さてさて、北のジンバブエで通貨が益々腐っていくのを尻目に、南の南アフリカではATMが次々とダイナマイトで爆破されている。
ヨハネスブルグで先週一週間の間に爆破されたATMは10台。
今年の1月から3月までの3ヶ月間で爆破されたATMは、南アフリカ全土で140台を超えたそうだ。
去年1年間の爆破件数が368台(1日1台)だったことを考えると、かなりのハイペースで記録更新中である。 このペースだと年間500台を超えるかも?!
やったね! 新記録達成!
最近では、流行が『現金輸送車強盗』から『ATM爆破』にシフトしているらしく、現金輸送車強盗は減っているそうだ。 南アの現金輸送車は装甲車みたいだから、幾ら突撃銃を持って襲っても大変だろうからな。
ATM爆破に使われている火薬だが、鉱山から盗まれたダイナマイトが使用されている可能性が高いと見られている。
最新のATM爆破ニュースによると・・・
ヨハネスブルグで、2台のATMが爆破された。
24時間オープンのガレージが20人の武装ギャングに襲われた。
5台の車で乗りつけたギャングたちは、ガレージの従業員4人に銃を突きつけた後、ATMを爆破した。
ギャングたちはAK-47で武装していた。
ダーバンで、ATMを爆破して逃走中の4人組ギャングが、近くを走っていた車に発砲した。
撃たれた車の運転手に怪我はなかったが、現場にR1突撃銃と、ショットガンの薬莢が見付かった。
ギャングがATM爆破に使った爆薬は工業用ダイナマイトで、爆発は大規模であった。
日本は平和である。 |
 
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