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徒然日記31


錦糸町とヒルブロー、どっちが危ないか?
 「錦糸町ってさぁ〜、けっこう治安悪いんだよねぇー」
 こんなことを言われたことがある。

 日本で言うところの『治安が悪い』というのはどの程度を指すのか?興味津々である。
 俺のエスカルゴ並みの脳味噌で想像してしまうに・・・

 突然マクドナルドから牛刀を持った奴が飛び出してきて、「ちぇすとーっ!」と叫びながら斬り付けてくるとか?

 あまりの治安の悪さに、住民がバザールで地雷を300円くらいで買ってきて泥棒避けに庭に敷設するとか?

 日中、錦糸町を歩いていると偶然にもセコムの現金輸送車に2台の乗用車が体当たりするのを目撃してしまうとか?
 その乗用車から覆面を被った男7〜8人が飛び出てきて、89式5.56mm小銃を乱射し、セコムの警備員と銃撃戦を展開するとか?
 結果、セコムの警備員の1人が射殺され他は重傷。 武装強盗は、現金を強奪し逃走するとか?

 こんな感じ?

 内戦中の国を除く世界の国々で、“最悪の治安の悪さ”を誇る南アフリカ共和国のニュースから、本当の『治安の悪さ』を学んでみよう。
 ちなみに、内戦中の国を入れるとソマリアが世界一だと思うんですけど、どーでしょう?

 最近の南アのニュースからちらほらと紹介してみよう。

 まずは、現金輸送車襲撃のニュース。
 2007年12月、ケープタウンのパロー地区で現金輸送車が8人組の武装強盗に襲われた。
 昼の12時30分、強盗は2台の車で現金輸送車に体当たりした後、所持していた銃で現金輸送車を乱射。 この攻撃で、警備員の内1名が死亡し、2人が重傷を負った。
 その後、犯人たちは別の場所で車を乗り捨て、徒歩で逃走中に警察に逮捕された。
 警察は、犯人たちが所持していたAK-47(別名:カラシニコフ)と、R5(南アフリカ軍コマンド部隊採用のセミオート突撃銃)、9mm拳銃.38スペシャル用拳銃を押収。
 また2台の車は盗難車であることが分かった。

 あのさぁ、強盗の装備が軍隊並みっておかしいよ・・・

 1週間後、今度はダーバンで現金輸送中の警備員が襲わた。
 メガシティ・ショッピングモール内の店舗から現金を運び出してきたところを、AK-47突撃銃で武装した強盗2人組に襲撃され、警備員と銃撃戦になった。
 しばらく銃撃戦が続いた後、犯人は逃亡。 店舗から出てきたところを襲われた警備員は死亡、援護射撃を行なった警備員の1人も非常に危険な状態で病院に搬送された。

 2008年3月、クワズールーナタール州のレディスミス近郊で現金輸送車が襲われた。
 N11号線を移動中の現金輸送車の前で、突然BMWが道路を封鎖。 現金輸送車とBMWは衝突し、その弾みで2台は回転しながら道路を飛び出した。
 少なくとも4人の武装強盗がBMWから出てきて輸送車を襲撃。 警備員2名が撃たれて重傷を負って病院に搬送された。
 犯人は捕まっていない。

 2008年5月7日、ダーバン近郊のN3号線にあるBP Express(ガソリンスタンド内の売店)から集金を終えて出て来た警備員が武装強盗に襲われ、首を撃たれて即死。
 犯人は現金回収ボックスを奪って逃走。

 さすが、平均2日に1回は現金輸送車が襲撃される国だけありますね。 完全武装の警備員を相手に出来るくらいだから、強盗の装備も戦場仕様なようで・・・
 AK-47は南アで造ってないから、モザンビークから流れて来てるんだろうけど。 R5は南ア軍の倉庫から盗まれた可能性大。
 ケープタウンの現金輸送車強盗が持っていたR5とは、こんな武器です。 YouTubeからどうぞ。 こんな装備の強盗は嫌です。


 他には・・・
 ヨハネスブルグで民家に押し入った強盗が住民に射殺された。
 金曜日の午前3時頃、民家に2人組の強盗が押し入り、貴金属類と携帯電話を出すように脅迫。 犯人たちは家の主人と彼の義父を縛り上げ、主人の妻と義母をレイプするために台所に連れて行った。
 しかし、男たちは自分たちで縄を解き、自分たちの銃を持ってきて犯人たちを蜂の巣にして射殺。
 南アフリカでは完全に正当防衛です。

 警備員がお手柄!
 ヨハネスブルグで、住宅街をパトロール中だったプロテア・コイン警備会社に務めるウェリントン(28)は、怪しい男が茂みに隠れるのを発見。
 男はウェリントン向けて銃を撃ってきたが、銃弾の内の一発が彼の頭の右をかすっただけだった。 ウェリントンは直ぐに応戦し、男を射殺。
 別の男が彼の銃を奪おうと襲ってきたので、ウェリントンはその男を撃ち、男は重傷。
 他の男2人は武装していなかったので制圧し、無線で仲間に連絡を取って確保した後、警察に引き渡した。
 この4人組が狙っていた家の家主は、ウェリントンを絶賛。
 また警備会社の上司によると、ウェリントンはまだ特殊訓練を受けていなかったという。

 ダーバンでも警備員がお手柄!
 アラームが作動したことを受け、2人の警備員が何者かに侵入された家に急行すると、到着と同時に犯人はショットガンで攻撃をしてきた。
 警備員たちは直ぐに応戦し、犯人は腹部に数発の弾を受け重態。
 警察では、男が病院から退院次第、住居侵入強盗と殺人未遂の罪で逮捕する方針だ。

 続いてのニュースにはびっくりした。
 プレトリアにある南アフリカ大統領ムベキの公邸に、泥棒が侵入。 現金2万ランド(約26万円)と、3万ランド(約40万円)相当のアルミ線を盗まれた。
 犯人は、金曜日の夜から月曜日の夜にかけて侵入したと見られているが、事件が発覚したのは火曜日の朝だった。
 10mmアルミ線は、公邸内の防犯カメラやコンピュータ・システム用に数週間前に配線されたばかりだった。
 サニーサイド警察によると、「公邸の門番は敷地内に入る車は徹底的に検査していたが、敷地内から出る車は一切検査をしていなかった」と報告。
 「つまり、泥棒が大統領の頭を殴って、毛布でグルグル巻きにして、トランクに詰め込んで出て行っても、誰も気付かなかっただろう」とも付け足した。

 超ダメじゃん・・・ 一国の元首ですよ?!

 ちなみに、泥棒に入られたと見られる日は大統領は就寝中だったそうだ。
 いいのか?! こんなんで!!

 次は嗜好を変えて・・・
 ンプマランガ警察によると、71才の男性を殺人罪で逮捕した。
 土曜日の夜、71才の男性は73才の妻にセックスを頼み込んだが、何度も断られたため男性は斧で妻を殺害。

 逆に何度も頼むなって・・・
 ティーンエイジャーかっ?!

 えー、こんなニュース・・・限がないのでやめます。

 俺が、ケープタウンのグリーンポイント警察署に行った時に、壁にポスターが貼られていた。
 そこには『Stop Killing Our Police』と書かれていた。
 訳す必要もないと思うが、『わたしたちの警察を殺すのはやめよう!』というポスターだった。 俺も後から知ったんだけど、あれは南アフリカ全土で行なわれたキャンペーンだったそうだ。
 わたしたちの警察を殺すのはやめようキャンペーン・・・
 それが“警察署”に掲げられているのである。
 世も末である。

 数年前までは毎年200人以上の警官が殉死していたが、最近はどうなんだろう?


 ちなみに、俺が“絶対に歩きたくない場所”は、ヨハネスブルグのヒルブロー地区である。 車で行ったことはあるが、あそこを「歩け!」と言われたら、「断る!」と即答するだろう。
 昼間でも嫌。 友達と集団だろうが嫌。
 確率の問題だが、イラクに行くよりは犯罪に遭う確率は高いと思う。 死ぬ確率はイラクの方が上だと思うけど。

 ヒルブローの映像をYouTubeで見付けたので、どうぞ。
 アフリカーンス語のナレーションだが、見ただけで分かるだろ。

 これは主にナイジェリア人に対するインタビュー形式のヒルブロー紹介ビデオだが、英語を理解する人には興味深いかも。

 しつこいが、ワールドカップ大丈夫なのか??




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