
徒然日記21
| 天狗をプレゼント |
プレゼントを買いに、浅草に出かけた。
外人が日本に来たら「ワタシ、ジャパン行ったらフジヤマと浅草イキマース!」と必ず訪れる、あの浅草である。
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海外でお世話になった人に、何やら日本的な物を買って送って「Oh! 彼はとっても良い人でぇ〜す!」と思ってもらおうという、心の美しい俺ならではの崇高な目的のためである。
まずは、スロヴェニアのアリョーシャとモニカのために、『お面』を探す。 2人の趣味が、世界各地のお面収集だからだ。
彼らと一番最初に出会ったのは、アフリカのケニアだった。
その時、彼らは全身傷だらけであった。 なぜなら、モンバサというインド洋沿いにある都市のビーチを散歩していた彼らに、突然草むらから牛刀を持った輩が飛び出してきて、いきなり斬りつけられ、モニカは顔面の真ん中(目と目の間)を縦に斬られ、あと数センチ踏み込まれていれば脳味噌パックリか、あと数センチ横にずれていれば失明の危機であった。
アリョーシャは、首から下の上半身を斬りつけられて傷だらけ。
問答無用で斬りつけた後、その輩は2人の金品を強奪して行ったそうな。
驚きですよねぇー、このアニマル度全開の知能レベルの低さ!
インドでウ○コを棒に刺して「金出さなきゃ、これ付けちゃうぞぉ〜!」と脅迫してくるウ○コ強盗が知的にすら思えてしまうほどの単細胞っぷりだ。
2人とも、「牛刀を持っているわけだから、脅されるだけで金品を出したのに・・・」と言っていたが、強盗がもう少し知的であってくれれば、“草むらから牛刀を持って飛び出してくる”までは許せるとして、せめて「金出せ! 出さないと斬りつけるぞ!」くらいの事前通告は欲しかったわけです。
その後、宿の皆でルワンダ大虐殺を描いた映画『ホテル・ルワンダ 』(アカデミー賞ノミネート作品)を観て、「アフリカ怖ぇー!」と皆で盛り上がった(下がった?)のでした。
アリョーシャとモニカも、「深く考えずに行動するところが怖い」という感想だった。
2人を襲った強盗と、ルワンダ大虐殺に加担した人たちに共通する点は一つ。 恐怖を抱くほど、何も考えていないことである。
個人的には、『ホテル・ルワンダ』よりも『Sometimes In April(邦題:4月の残像)』という映画の方が、ルワンダ大虐殺を描いた映画としてはレベルが高いと思っているが、残念ながら日本ではDVD化されていない。
いずれにしても、この手の映画を観るとテンションが超下がるので、デートの前や、飲み会に参加する前に観るのは避けよう!
もともとテンションが低くて、人生に落胆して自殺しようと思っている人だったら、本『ルワンダ大虐殺〜世界で一番悲しい光景を見た青年の手記 』を読んでみると良い。
読み終えた後に、自分のあまりにも恵まれた環境について八千万の神々に感謝することになるだろう。 「俺は地獄をみた」などと、恥ずかしくて言えなくなる位のレベルの違いだ。 そういうことは目を抉られてから言おうね。
映画より活字の方が遥かに衝撃的で、ゲロを吐きそうになるので、スパゲティを食べる前に読むのは止めよう!
話が脱線した・・・
ケニアで出会った7ヵ月後、彼らの住むスロヴェニアに立ち寄った。
スロヴェニアは、旧ユーゴスラビアの構成国で一番最初にユーゴスラビアから独立した国だ。 EUに加盟した上、共通通貨ユーロも導入されて、名実共にEUの仲間入りを果たした。
彼らが住んでいるのは、ポルトローズというアドリア海沿いの町。 イタリアとの国境まで車で20分、クロアチアとの国境まで車で10分という好立地で、日帰りでイタリア・ベネチア観光とか、クロアチア観光とか出来ちゃうのだ。
2人とも無職なので、毎日車で色々と連れまわしてもらった。
1泊2日でユリアン・アルプスを越えてブレッド城を見に行ったり、1泊したブレッドの宿にパスポートを含む大金が入ったマネー・ベルトを忘れていったりと、色々と思い出深い。
マネーベルトを忘れていった宿(民泊)のお爺ちゃんが、これまた超いい人で「うちに初めて来た日本人が貴重品を忘れて行きおったー!」と、警察に届け出たりと大騒ぎだったらしい。
ちなみに、皆がイタリアに日帰りで遊びに行っている間、パスポートがないために国境が越えられない俺は、1人でブレッドのお爺ちゃんの家までマネーベルトを取りに戻ったのだった・・・
行きも帰りも、モニカの友達に車で送ってもらったんだけど。
まぁ、そんな感じで色々とお世話になった2人には、『天狗の面』をプレゼントー!!
能面にしようか迷ったんだけど、意外に値段が高くてビビったので、大人しく天狗で我慢してもらう。
あと、南アフリカでご飯を食べさせてもらったり、家なき子(古)の時に泊めてもらったりと、これまた色々とお世話になったリジーには『仏像』をプレゼントー!!
仏教徒でもないのに、「仏像が欲しい」と言っていたので、タイの仏像はあげたことがあるが、日本のはない。 タイと日本の仏像で違いがあるのか?までは知らん。
本当は、手がビヨヨ〜ン!といっぱい出てる阿修羅像が格好いいし、それにしようと思ったのだが、これまたビックリするくらいのお値段だったので、普通の手のやつで・・・
しかし、浅草は外国人が多いね。
カラクリ時計が動き出すと、鬼のように写真を撮ってました。
本当は『特攻』と書かれた鉢巻と、日本刀のレプリカを自分用に買いたかったのだが、「修学旅行生の発想と同じではないか!?」ということに気付き、なんとか思いとどまった。 |
 
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