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ナミビア旅行日記

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2005年5月22日(日)
ロバ

 昼頃起きて、クリーニング屋に行く。
 最近は天気があまり良くない日が多いので、洗って、乾かして、畳むまで全部頼んでいる。
 思ったけど、ドライヤーを使うより全部頼んだ方が安上がりかも。

 ナミビアからケープタウンに戻ってきたら、天気があまり良くないから面白くない。 寒い。

 写真はナミビアで見付けたロバ。 けっこうロバって大きいんだね。

今日の出費
食費−73.40ランド
合計: 73.40ランド(約1,320円)

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2005年5月21日(土)
169

 午前中、車を返しに行く。
 事故で傷がついた分や、タイヤは全て保険でカバーされるそうで、余計な出費は掛からなかった。 一安心。
 Hertzのお兄さんは気付いてなかったけど、実はボディーの傷だけじゃなく、車の下は岩で割れたプラスチックや、バンパーを支えている鉄棒がぐんにゃりと曲がっているんだけどね。
 あと事故ってから、ハンドルの感じがおかしかったから、前輪のシャフトが少し曲がってるか、左のサスペンションがおかしくなってるかも知れん。

 帰りに、カラードに声を掛けられた。暇だったので話を聞いてやると、彼は俺を中国人と間違えている。
 「俺は中国人に間違われるのが嫌いだ」と言うと、彼の調子が変わった。 彼は中国人の方に親近感を持っているらしく、「南アフリカでは中国人はカラードと同じ扱いを受けた。東南アジア人は黒人と同じ扱いだ。でも、日本人だけ白人と同じ扱いだった」と、アパルトヘイト時代の話をする。
 彼はきっとアパルトヘイト時代に日本人だけが“優良白人”という特権階級だったことを言っているのだろうが、俺にとっちゃ関係のないことだ。
 「白人と同じに見られるのも嫌だね。日本人は日本人だ」と言うと、それはそれで納得したようで、握手を求められた。 訳わけらん、うざいんですけど。

 午後、ヘルガとCSBでビールを飲みながら旅行の話しをする。 かなり彼女もナミビアに行きたそうだった。
 夜は、ヘルガや、筋肉バカ・フェルナンド、ロナウド、名前を忘れたブラジル人、ドイツ人夫婦たちと、Long Streetのクラブ『169』に行く。 深夜まで飲んで帰ってくる。

 写真は、ナミビアのフィッシュリバー・キャニオンで近づいてきたケープ・ジリス。

今日の出費
バス代−39.50ランド
外食費−70.00ランド
飲み代−65.00ランド
インターネット−30.00ランド
合計: 204.50ランド(約3,680円)

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2005年5月20日(金)
移動日A

 朝8時40分にキートマンスフアップ(Keetmanshoop)を出る。 今日も暑い・・・

 約310km走って、南アフリカとの国境に到着。 出国手続きを済ませ、オレンジ・リバーを渡って南アフリカに入る。
 時計を1時間早め、南アフリカの入国手続きを済ませて、さぁ出発と思ったら、呼び止められた。
 夜勤だった警官が、スプリングボックの町まで乗せて行ってくれと言う。 警官のヒッチハイクだ。

 町までの約1時間、おしゃべりをしながら行く。 彼はヨハネスブルグから4ヶ月間だけ国境に派遣されたそうだが、「こんな砂漠、もう嫌だ」と言っていた。
 「なんにもすることがない」って、確かに。

 彼をスプリングボックに降ろして、N7号線をひたすら南下する。
 ナミビアと違い、南アフリカは峠だらけの道になる。

 ケープタウンに着いたのは、南アフリカ時間で夜8時半。
 今日は1,005kmを11時間掛けて走破した。 もう車の運転ウンザリだ!

 今回のナミビア旅行はたったの11日間だけだったが、その間の総走行距離は、4,740km。
 しかも、エアコンなし、パワステなしの、1,300ccの小型車で・・・
 ナミビア人からも「こんな車でフィッシュリバー・キャニオンに行ったのか?!」と驚かれたくらいのシティーカーだもんな。

 まとめ。ナミビア気に入った! 絶対もう1回行く。
 今回は南部しか行けなかったから、次回は北部も行きたい。
 ナミビアを回ろうと思ったら、最低で1ヶ月以上は必要だと思った。
 あと車にエアコンは必要。 スペアタイヤも2本あった方がいい。 4WDは北部に行かない限りは、絶対必要って感じでもなかったけど、まぁ4WDに越したことはない。
 北部は雨季になると、道路が川で寸断されるらしく、2WDでは無理らしい。
 ナミビア国内の主要幹線道路は舗装されており、道路状態はかなり良く、タイの道路よりはるかにマシ。

 『アフリカを車で旅行した』と言って、砂漠の写真を見せたりすると、かなりワイルドなイメージだが、実はそんな大したことなくって、あまり気合が入ってなくても、爺婆でも、旅行出来る。 ただ広いだけで、あとは快適。 南部はマラリアもない。

 南アフリカから行く分には、さらに良い点があって、まずお金を両替する必要なし。 ランドがそのまま使える。
 道路標識や交通規則は南アフリカと一緒。

 ちょっとアフリカ面白いかも。 旅行先で知り合ったアフリカにはまってるアメリカ人に、「アフリカの中でどの国がベストだった?」って聞いたら、ボツワナって言ってた。
 むむ、ボツワナかぁ〜

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2005年5月19日(木)
移動日@

 スワコプムンドを朝9時に出る。
 今日からはずっと舗装道路だ。 B2号線で、やや北上しながら東の内陸に向かって走る。
 オカハンジャ(Okahandja)から、B1号線で南下。

 首都のウィンドフック(Windhoek)はそのまま通過する。
 ウィンドフックは人口24万人の、ナミビア一の大都会だ。
 主要幹線道路のウィンドフック手前5km地点くらいには警察の検問所がある。 ウィンドフックに入るときの検問はノンストップで通れたのだが、出るときの検問では免許証の提示を求められた。
 やばい・・・ でも国際免許ではなかったが、無事通過出来た。
 「今度ナミビアにはいつ来るの?」なんて聞かれちゃったし。

 首都ウィンドフックを過ぎてレホボス(Rehoboth)のガソリンスタンドで昼食を取る。 その後はひたすら南下。
 日が暮れて、星空が見え出した夕方6時半頃、キートマンスフアップ(Keetmanshoop)に到着。
 今日はここで泊まることにした。

 今日は一日で885kmを走破した。 こんなに運転したの生まれて初めてだ。 ナミビアでか過ぎ!
 100kmおきに大小は問わず町はあるものの、基本はひたすら砂漠か草原を真っ直ぐ走る。
 ずっと真っ直ぐの道を走って、ようやく見えてきた丘を登ると、また真っ直ぐの道が続いている。 それの繰り返し。
 ヒマだし、腰痛いしで、大変だった。 大体、東京から山口県までの距離を9時間で走った。

 写真は、ウェルウィッチア。

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2005年5月18日(水)
ウェルウィッチア

 ツアーに参加して、Moon Landscape(月面景色)とウェルウィッチアと砂漠を見に行く。
 4WDじゃないと行けないような所にあるため、ツアーの方が得策だと思ったのだ。
 ガイドはドイツ人のおじいさん。 彼の運転するランドローバーに乗って、まずMoon Landscapeに入る。

 名前の通り、月面を思わせるようなゴツゴツした世界が広がっている。 ここは鉱物が豊富で、ウランの他、実際に見たのでは大理石や花崗岩、雲母などがゴロゴロしていた。
 地形は1億年前くらいのものらしく、マグマによって形成された後を見ることが出来る。
 荒涼とした地形にも、色々な生物がいて、水を掛けると動き出す植物の他、見れなかったが、サソリや、毒蜘蛛、砂漠蛇、ジャッカルなどが生息しているらしい。

 そして、ウェルウィッチアが生えてた!
 日本名、『奇想天外』で、ナミビアにしかない。 地球上のどの植物の分類にも属さず、1属1種の変な植物だ。
 寿命は正確には分かっておらず、ナミビアにある一番古いので1,700年だそうだ。

 途中で、木陰で昼食を取る。
 ドイツ人のおじいさんと話をしていると、彼は第2次世界大戦後に南アフリカ領南西アフリカ(今のナミビア)に移住して来て、南アフリカ軍の特殊部隊にいたそうだ。 何者・・・?
 彼に、「昔、南アフリカは原子爆弾を持っていたのに、なんで放棄したの?」って聞いてみた。
 おじいさんによると、南アフリカはアパルトヘイト時代に6発の原子爆弾を持っていたのだが、黒人政権に原子爆弾が渡らないように放棄したそうだ。
 「マンデラは怒ってたよ」って言ってた。

 Moon Landscapeの後は、Dune 7(砂丘7)に行く。
 ここら辺の砂丘は、セスリエムの砂丘よりも白い。 写真だと、同じような色に見えるが、実際に見ると違う。

 今日の日記の写真はウェルウィッチアにするつもりが、間違えて砂漠の写真にしてしまった・・・
 写真は、Dune 7付近から撮った写真。 ここら辺では、サンドボードや、サンドスキー、バギーなどで砂丘を走れる。 面白そー!

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2005年5月17日(火)
気球飛行

 昨日よりも早く、4時に起きる。
 こんな早起きをしたのは何年ぶりだろう。 外はダウンジャケットが必要なくらい寒いが、空には一面星が輝いていた。

 5時半に、セスリエムのゲート前で待ち合わせをしていたので、真っ暗な道を走っていると、ウサギやら得体の知れない小動物が飛び出してきた。

 ゲート前で4WDが待っていて、気球が飛ぶ原っぱまで連れて行ってくれる。
 今日のフライトには、アメリカ人老カップル、ドイツ人夫婦、南アフリカ人の母娘が一緒だった。

 生まれて初めて気球に乗ったけど、高いところ怖い。
 底が抜けたらとか考えたら、手すりにつかまらずにはいられない。 でも景色は最高だった。
 ただ、地平線の方が白くぼやけていて、はっきりとは見えないのが残念だった。

 写真は、気球から見た地面。 まだらになっていて、丸の中だけ草が生えていない。
 理由を説明していたが、ボーっとしていて聞き逃した。

 着地した後は、シャンペンを開けて、ワイワイと皆で朝食を取る。 中々楽しかった。
 南アフリカ人の母娘は、ケープタウンのシーポイントに住んでいるそうで、帰ったらまた会う約束をする。

 費用対効果で考えると、2,500ナミビアドルはやっぱり高いと思うが、それなりに楽しかったので良しとする。

 皆と別れた後、俺はセスリエムの北西にあるスワコプムンド(Swakopmund)に向かう。
 聞くと約5時間掛かるらしい。

 途中の、ソリテイア(Solitaire)からワルビスベイ(Walvis Bay)までの約270kmは、この間にガソリンスタンドはおろか、町はおろか、家が1軒もない。
 落ちたら確実に死ぬような峠道(ガードレールなどない)もすごいが、ワルビスベイの手前約100kmはナミブ砂漠を横断する道路で、特にすごかった。
 ずーっと走っても走っても景色は一緒だし、暑いし、ヒマだし、運転していて気が狂いそうになる。
 やっぱりナミビア旅行にエアコン車は必要。
 砂漠を窓を閉め切っていると、まるで走るサウナ。 窓を開けると、埃で大変なことになるから、俺はサウナを選んだ。

 ワルビスベイに入ると、ナミブ砂漠の姿がセスリエムのそれとは変わる。 砂が白い。 日本人が“砂漠”と聞いてイメージする通りの景色だ。

 ワルビスベイからは舗装道路になる。 舗装されてるって素晴らしい!! その快適な道路でさらに北上して、スワコプムンドに到着。 今日の走行距離は407km。

 宿で車をチェックしていたら、左後輪のホイールが鋭くえぐれていた。 この前の事故った時のだが、ぎりぎりタイヤには傷が付いていなかった。
 あと1mmでタイヤにも傷がいって、2本ともパンクしていたと考えると、俺ってなんてラッキー。
 ちょっと遠回りになるが、今後はタイヤのことも考えて、全部舗装道路を走ってケープタウンに帰ろう。

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2005年5月16日(月)
ナミブ砂漠

 早朝5時半に宿を出る。 もちろん日の出前。
 宿から50kmほど走って、セスリエム(Sesriem)に着く。

 ここが入り口になっており、日の出に合わせてゲートが開くのを待つ。
 なぜ早朝に砂漠を見に行くのかというと、砂丘の朝日に照らされる側と、影の側のコントラストが美しいためだ。
 日が完全に昇ってしまうと、影はなくなってしまう。

 セスリエムから、突き当たりのソススフレイ(Sossusvlei)に向かって走ると、オリックスやスプリングボックが草を食んでいるのが見える。
 日本語で言うと羚羊で、インパラなどの仲間で、鹿みたいだけどウシ科の仲間だ。

 ゲートから45km走ると、Dune 45が左手に見えてくる。
 この“砂丘45”は、セスリエムから45km地点にあることと、突き当たりのソススフレイから数えて45番目の砂丘になる。 高さは150m。

 ここからさらに20km走ると、ソススフレイに着く。
 手前に2WD車用の駐車場があり、さらに5km先に4WD車用の駐車場がある。 2WD車用の駐車場からシャトルカーが出ているのを知らず、歩いて行ってしまった。
 5kmって、歩くとめっちゃ遠い・・・しかも砂漠だし。 1時間も掛かってしまった。 ちょっと砂漠をなめてた。 水も飲み掛けの、ボトル半分しか入っていないやつを持って行ったのだが、ソススフレイに着いた頃には無くなってしまった。
 朝は非常に寒かったのだが、日が昇ってくるとめちゃくちゃ暑い!!
 ようやくソススフレイに着いたと思ったら、さらに1.1km歩かなければいけない。 止めようかとも思ったが、ここまで来てデッドフレイ(Dead Vlei)という高さ300mの砂丘を見に行かずに帰るのは勿体無い。

 この辺りの砂漠の砂は白ではなく、赤茶色だ。
 ナミブ砂漠は、世界最古の砂漠で8,500万年前からある。 面積はサハラ砂漠の30分の1だが、長さは2,000kmあり、ナミビアの海岸沿いを、北はアンゴラとの国境、南は南アフリカとの国境まで続いている。

 100mくらいの高さの砂丘に登ってみた。 風の音も聞こえず、何の音も聞こえない。 無音過ぎて、耳がキーンとなった。 陽射しがギラギラと照り付けて、日干しになりそうだ。
 しかし暑い・・・ ナミビアに来て以来、こんな暑さは初めてだ。 さすが砂漠・・・

 ソススフレイの後に、ソスリエムから南に4.5kmのところにあるソスリエム・キャニオンを見に行く。 規模は大したことないが、これはこれで中々面白い景色だった。

 折角ナミブ砂漠に来たついでに、空からもナミブ砂漠を見ようと、気球ツアーに申し込んだ。
 2,500ナミビアドル(約45,000円)で、申し込んだ後に計算して後悔した。

 夜、空を見上げると、星が川のようになっていた。